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岐阜県総合医療センター

【小児てんかん】まずは薬物療法。難治性には外科的治療も。

コロナ禍でも気をつけるべき病気について:小児てんかん

2021年10月29日|76 VIEW

小児てんかんは、子どもの将来への影響を考え、少しでも早く治療をスタートさせることが重要です。岐阜県総合医療センター小児科は、お子さんと保護者の方に寄り添い、高度な治療を提供していきます。

【小児てんかんの診断・検査】問診から始まり、脳波・画像検査と続きます。

小児てんかんの診断には、発作がてんかん発作なのか、てんかん発作に違う病気が混じっているかを、確定していくことが必要です。そのため問診・身体診察、脳波検査、画像検査などを行っていきます。

■問診・身体診察
診断には、発作時の様子を詳しく知る必要があります。ただ、患者さんが幼いこと、また、発作が起きていないときの受診がほとんどですから、保護者からの情報提供がとても大切です。子どもが、「これって、てんかんの発作?」と思う様子を見せたときは、無理に押さえつけて止めようとせず(発作は押さえても止まりません)、どんな様子なのか見守ってください。余裕があるときは、発作の様子を動画に保存しておくと、診断の際にとても役立ちます。

■脳波検査
てんかんは、脳の神経細胞の異常な電気活動によって起きます。この異常な電気活動を、頭皮に張り付けた電極によって見つけ出すのが、脳波検査。てんかんの診断には、重要です。ただ、一回の脳波検査で診断がつきにくい・つかない場合は、成長に合わせ検査を繰り返す、眠っているときに行う、さらには、昼夜持続で脳波とビデオを同時に記録する、長時間ビデオ脳波モニタリングを行うこともあります。

■画像検査
画像検査では、脳腫瘍や脳奇形、脳梗塞など、脳が正常な形や状態ではないために、異常な興奮を引き起こしていないかを調べます。X線を利用し、体の断面をコンピュータで再構成し画像する、CT(コンピュータ断層撮影)検査と、磁気の力で体の臓器や血管を撮影し画像にする、MRI(磁気共鳴画像)検査です。さらに、脳の血流を測定するSPECT検査、細胞の活動状況を見るPET検査など、形ではなく脳内の代謝を見る画像検査などもあります。

■血液・尿検査
中枢神経の感染症、低血糖、低カルシウム血症、高アンモニア血症など、全身的な病気が痙攣の原因となる場合があるため、血液・尿検査を行います。また、治療に入った場合も、薬による副作用チェックを目的に、血液検査(肝機能検査、電解質検査など)や尿検査をします。

 

画像提供:PIXTA

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