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岐阜県総合医療センター

小児アレルギー/食物アレルギーの治療法

安全に食べられる量を見つけ、少しずつ食べられる量を増やしていく治療法:食物経口免疫療法

2022年7月5日|409 VIEW

小児アレルギーは、免疫機能が未熟な子どもがなりやすい食物アレルギーや気管支喘息、アトピー性皮膚炎などの「アレルギー反応」を主な原因とする疾患のことです。食物に由来する小児アレルギーの治療において、アレルギー反応を起こす原因食物を食べないことで症状が出ないようにすることが一般的でした。近年は、家庭で安全に摂取できる量をみつけ継続して摂取することで閾値(いきち:アレルギー症状が出る最少の量)の上昇をめざす治療法が基本です。その流れを示します。