西尾市民病院

糖尿病は治らない病気。
しかし、正しく理解し治療を行うことで“健康な人と変わらない人生”を。

コロナ禍でも気をつけるべき病気・健康情報:糖尿病

2021.03.12226 views

皆様は「糖尿病」をご存知ですか?
情報が溢れる現代、テレビや新聞、インターネットなどを通して、誰もが一度は「糖尿病」という言葉を聞いたことがあるでしょう。

令和元年の国の国民健康・栄養調査では、20歳以上において「糖尿病が強く疑われる」もしくは「糖尿病を治療中」の人を合わせた割合は男性で19.7%、女性で10.8%という調査結果が出ています。

そんな身近な糖尿病ですが、皆さんは糖尿病がどのような病気で、どのような症状が出るのかをご存知でしょうか?

糖尿病は重症化すると命の危険もある怖い病気ですが、診断を受けた後、適切に治療を行う事で“健康な人と変わらない人生”を送ることが可能な病気です。糖尿病を正しく理解し、予防・重症化予防につなげていきましょう。

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糖尿病のメカニズム

糖尿病とは、「インスリンの作用不足により高血糖状態(血液中にブドウ糖がたくさんある状態)が続く病気」です。この「作用不足」には「インスリンの分泌が低下していること」と「インスリンが分泌はされているけど、機能が低下していること」の2つの意味を兼ね備えています。

そのメカニズムを解説します。

食事などから摂取した炭水化物などの糖質は、消化過程でブドウ糖や果糖に分解され、小腸から吸収されます。
そして吸収後は、血液によって全身に運ばれ、細胞に取り込まれてエネルギー源となったり、肝臓や筋肉、脂肪細胞の中に蓄えられたりします。

インスリンはすい臓から分泌されるホルモンの一種で、血液中にあるブドウ糖を細胞内に取り込む「鍵」の役割を果たします。
このインスリンは、ヒトの体にある血糖値を下げる「唯一」のホルモンになります。

このインスリンが何らかの理由で、充分に分泌されなかったり、充分に機能しなかったりすると、血液中にブドウ糖が多く残り、高血糖状態に陥ってしまいます。

糖尿病の種類

糖尿病には、主に免疫系の異常などによってインスリン分泌が枯渇する「1型」と、生活習慣や遺伝などの影響でインスリンの分泌量や機能が低下する「2型」、糖尿病以外の病気や、治療薬(炎症を抑えるお薬等)の影響で血糖値が上昇する「その他の原因、疾患によるもの」、そして妊娠中に初めて判明し、糖尿病には至っていない血糖値の上昇を示す「妊娠糖尿病」があります。

日本の糖尿病患者さんの9割以上は2型に分類されます。

 

画像提供:PIXTA

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    西尾市民病院は、6市で構成される西三河南部西医療圏の最南部に位置する西尾市の中核病院です。二次救急病院として年間約4000件の救急搬送患者を受け入れています。急性期病棟と地域包括ケア病棟を有し、集中的な医学的管理が必要な急性期治療を担うとともに、急性期後すぐには在宅や施設へ移行することが困難な患者さんの在宅復帰を支援しています。

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