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今朝のLINKED通信

covid

コロナ禍でも検査を受けよう⑫肺機能の検査で何がわかる?

コロナ禍でも検査を受けよう。12回目は、肺機能の検査(スパイロメトリー)について。
近年、COPD(慢性閉塞性肺疾患)や間質性肺炎を早期発見するため、
肺機能の検査が健康診断のメニューに取り入れられることが増えてきました。

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肺機能の検査(スパイロメトリー)とは。

まず鼻をクリップでとめて、鼻から空気が漏れないようにします。

そして、計測器とホースでつながったマウスピースを装着し、思いっきり吸ったり、勢いよく吐いたりして肺活量や1秒間にどの程度息を吐き出せるかなどを計測。

呼吸器の機能を測定することで、換気機能の状態を調べます。

スパイロメトリーで測定することは?

●肺活量…空気を胸いっぱいに吸い込み、それをすべて吐き出した時の空気の量。
●%肺活量…年齢・性別から算出された予測肺活量(基準値)に対しての、実測肺活量の比率。
●努力性肺活量…胸いっぱいに息を吸い込み、勢いよく一気に吐き出した空気の量。
●1秒量…努力性肺活量のうちの最初の1秒間に吐き出した空気の量。
●1秒率…1秒量を努力性肺活量で割った割合(%)。

スパイロメトリーでどんな異常が見つかる?

測定項目のなかでもとくに重要なのが「1秒率(FEV1.0%)」と「%肺活量(%VC)」です。

%肺活量が80%以上で、1秒率が70%以上の場合、正常ですが、そこから外れると、下記のような換気障害の疑いがあります。

●拘束性障害
肺が広がりづらくて息を十分に吸い込めない状態。間質性肺炎、じん肺、古い胸膜炎、筋肉や神経の異常など。

●閉塞性障害
息を吐き出しづらくなっている状態。気管支喘息、慢性気管支炎、肺気腫、COPDなど。

●混合性障害
拘束性障害と閉塞性障害が併存している状態です。

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こうした異常が見つかった場合、呼吸器内科などを受診して、詳しい検査を受けることになります。

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