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新型コロナワクチンの副反応、「アナフィラキシーショック」とは?
ファイザー社やモデルナ社のmRNAワクチンでは、接種後の副反応として、接種部位の痛みや腫れ、発熱、頭痛などが報告されています。
人によっては強い症状もあるようですが、多くは数日で回復するそうです。
では、どのような副反応にとくに注意すべきでしょう。
用心したいのは「アナフィラキシーショック」。
ワクチン接種時に用心しておきたいのは、「アナフィラキシーショック」という副反応です。
アナフィラキシーとは、短い時間のうちに、複数の臓器(皮ふ、呼吸器、消化器など)や全身にあらわれる、アレルギー症状のことです。
そのなかでも、血圧が低下する、意識レベルが下がるなど、生命にかかわる重症の場合を、「アナフィラキシーショック」といいます。
アナフィラキシーショックの起こる確率は10万人に1人。
ファイザー社のmRNAワクチンのアナフィラキシーショックは、接種した約189万3,360人のうち、21人で確認されました。
つまり頻度は、10万人に1人くらいで、非常に低いことがわかります。
また、すぐに対応できたため、調査中の1名を除き、20名が回復したとの報告があります。 (米国疫病予防管理センター:1月15日)。
接種後の観察が重要。
アナフィラキシーショックはできるだけ早く気づいて、対応すれば、重症化を防ぐことができます。
そのため、新型コロナワクチンでは、「接種後15〜30分間の観察時間」が推奨されています。
アナフィラキシーなどの副反応は、どんな予防接種でもみられるものです。
新型コロナワクチンについて、過度に怖がることなく、正しい情報を知って、リスクに備えておきたいものですね。
■詳しくは、コロナ専門家有志の会「新型コロナの病原性とワクチン:変異株の影響は?(2021年1月29日)」へ
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