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新型コロナワクチンの効果が低いのはこんな人。
この12月から、3回目の接種が実施される見込みの新型コロナウイルスワクチン。
その予防効果は、それぞれの体質や生活習慣によって異なるようです。
中和抗体検査で効果の強弱をチェックすると…。
国立病院機構宇都宮病院では、ファイザー製ワクチンの接種を受けた職員378人について、感染を防ぐ中和抗体の量や強さを示す「抗体価」を分析しました。
その結果、次のようなことがわかりました。
1)年代が上がるほど抗体価は下がる。
2回目接種から3カ月後の中央値をみると、60~70代の男女と50代男性は20代の約半分にとどまりました。
2)喫煙者・喫煙歴がある人は抗体価が低い。
喫煙歴がある人は約23%、喫煙者は約35%、中央値よりも低くなりました。
同院では、「高齢者は免疫細胞の働きが加齢で少しずつ弱まるため、接種により作られた抗体が十分に維持できない」また、喫煙の影響については、「肺には多くの免疫細胞が集まり、全身の免疫と直結するが、たばこの煙で肺の免疫細胞がダメージを受け、抗体量が維持できないのではないか」と分析しています。
毎日お酒を飲む人はワクチンの効果が低い傾向。
さらに、千葉大病院の調査(ファイザー製ワクチンを2回接種した職員1774人を対象に実施)によると、抗体価は女性の方が高く、高齢者や毎日飲酒する人、免疫抑制剤の服用者は低かったといいます。
とくに酒は、飲まない人と比べ週2~3回飲む人の差はありませんが、毎日飲む人は約2割も低くなりました。
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いずれにしても、ワクチンの効果は100%ではありません。
ワクチン接種後も感染予防対策を怠らず、今しばらく用心して暮らしていきたいですね。
■詳しくは、時事通信『ワクチン効果、高齢・喫煙で減 毎日の飲酒も影響―60~70代は20代の半分(2021年9月19日)』へ
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