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新型コロナワクチンで心筋炎や心膜炎、なぜ?
若い男性が新型コロナウイルスワクチンを接種した後、
ごくまれに発症する心筋炎や心膜炎と疑われる症例が報告されています。
北欧諸国に続いて、日本でも注意喚起が始まっています。
そもそも心筋炎や心膜炎はどんな病気?
心筋炎は、心臓の筋肉に発生した炎症です。
炎症により、心臓のポンプの働きが低下したり、危険なリズム異常が発生すると、生命の危険に関わることもあります。一方の心膜炎は、心臓を包んでいる心膜に炎症が起きる病気です。
これらの心臓の疾患が、新型コロナウイルスのワクチン接種後に報告されています。
なぜモデルナ製ワクチンの副反応が多いのか。
心筋炎・心膜炎の疑いは、モデルナ製ワクチンの接種後に多く報告されています。
その理由の一つが、mRNAの含有量。
モデルナは100mcg(マイクログラム=1ミリグラムの1/1000)、ファイザーは30mcgと、モデルナの方が強いことが原因の一つと考えられています。
こうしたことから、厚生労働省は10代・20代の男性については、十分な情報提供の上、ファイザー製ワクチンの接種も選択できるようにするとしています。なお、本人が希望する場合は、モデルナ製ワクチン接種も可能だそうです。
ワクチン接種後4日間程度は十分に注意を。
心筋炎や心膜炎の典型的な症状は、胸の痛みや息切れです。
これらはワクチン接種後4日程度の間に見られるもので、こうした症状が出たら速やかに医療機関を受診しましょう。
■詳しくは、YAHOO!ニュース『なぜモデルナだけ? 20代以下男性“ファイザー”推奨検討 稀な副反応でも 議論の余地あり 医師の見解は(2021年10月15日)』へ
■詳しくは、日本心臓財団 疾患別解説『心筋炎・心膜炎とは?』へ
■詳しくは、厚生労働省・新型コロナワクチンQ&A『ワクチンを接種すると心筋炎や心膜炎になる人がいるというのは本当ですか』へ
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