
ほとんどの「不整脈」は、しっかり治すことができる。
コロナ禍でも気をつけるべき病気・健康情報:不整脈
健康診断などで不整脈が見つかったら、不安になりますね。でも、不整脈の治療法はめざましく進歩し、今では治療を要する不整脈の多くが治療可能になってきています。今回は不整脈の治療について見ていきたいと思います。
→健診で不整脈と言われた方、胸がドキドキするなど自覚症状がある方 【WEBセミナー「明日は我が身かも?〜知っておきたい心房細動〜」】
薬で症状を抑える「抗不整脈薬」。
頻脈性不整脈(脈拍数が異常に増加する・不規則になる不整脈)の発生を抑制する目的、あるいは頻脈発作を停止させる目的で「抗不整脈薬」が用いられる事があります。抗不整脈薬は、心臓の異常な電気信号の発生を抑える薬です。
不整脈の種類に応じてさまざまな薬が処方されます。近年は良い薬が開発されており、高い効果が期待できるケースもありますが、効果が限定的であるケースも少なくはありません。また重篤な副作用が生じる事もあるので、処方には専門的な知識を要します。
徐脈に対して有効な「pacemaker(ペースメーカー)」。
徐脈(脈拍数が異常に減少する不整脈)に対しては、「pacemaker(ペースメーカー)」が有効です(日本循環器学会のガイドライン上は「ペースメーカ」となっていますが、ここでは「ペースメーカー」で統一します)。
ペースメーカーは遅くなった自分の脈(電気の流れ)の代わりに、心臓の内側から電気刺激を与えて心臓を強制的に収縮させる装置です。これを体内に取りつけることで、脈の遅い人も、健康な生活ができるようになります。
画像提供:PIXTA
中日新聞リンクト編集部からのお願い
皆さまからいただくコメント・ご意見が、私たちの活力になります。より良いサイトづくりのため、皆さまの投稿をお待ちしておりますので、ぜひ下記投稿欄からお気軽にコメントください!
(各病院への診療に関する質問・相談等はこちらではお答えできませんのでご了承ください)