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軽度認知障害に近い!?新型コロナ後遺症「ブレインフォグ」。
新型コロナの後遺症のなかで、とくに注目されているのが「ブレインフォグ(Brain Fog)」。
日本語に直訳すると「脳の霧」です。
今回はこの症状について、もう少し探ってみたいと思います。
「ブレインフォグ」はどんな症状?
ブレインフォグという言葉、実は正式な医学用語ではないそうです。
臨床現場で「頭の中に霧がかかったようにはっきりせず、集中力や記憶力、思考力などが低下した状態」といった意味合いで使われています。
<症状の一例>
・集中したいのに頭がぼうっとして、できない
・考えごとをしているのに他の情報が気になる
・人の話が聞けない
・複数の作業を同時にこなすこと(マルチタスク)が困難になった
・話の途中で適切な単語が出てこない
・仕事や家事に取りかかるのに時間がかかる
認知症の一歩手前の症状と共通するものが多い。
ブレインフォグの症状は、認知症一歩手前の「軽度認知障害(MCI)」に共通するものが多くあります。
そのため、高齢者の場合、「認知障害が悪化したと思ったら、実は新型コロナ後遺症だった」ということもあるかもしれません。
新型コロナ感染によりブレインフォグが起きるメカニズムについては、ウイルス感染により脳に炎症が起き、神経細胞にダメージを与えたことが一つの原因と考えられますが、詳しい因果関係はまだ解明されていません。
もし家族で、感染したことのある高齢者がいるなら、集中力や思考力などが低下していないか、今しばらく注意して見守ってあげることが必要ですね。
■詳しくは、安否確認LABO シニアの暮らしと介護と見守り『これは認知症なのか? 噂のコロナ後遺症 ブレインフォグとは(2021年6月28日)』へ
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