毎日発信 今朝のLINKED通信
今の疾病に関する気になる情報を毎日発信しています。
今の季節だから流行る病気や対策など、いち早く知って予防しましょう。
新型コロナの後遺症が増えている。
新型コロナウイルス感染拡大の第5波は、
ようやく落ち着いてきました。
ただ、その一方で、新型コロナに感染した人のうち、
後遺症に悩まされている人が多くいるようです。
多い後遺症は「倦怠感」や「嗅覚障害」。
大阪府は、「新型コロナ受診相談センター」で2021年7月中に受けつけた後遺症の相談(208件)をまとめました。
その結果は、多かった後遺症は下記の通りです。
1 倦怠感……63件
2 嗅覚障害…53件
3 味覚障害…44件
4 脱毛………40件
このほか、新型コロナの後遺症としては、呼吸困難感、気分の落ち込み、思考力や集中力の低下、咳や痰、関節痛、胸痛、筋肉痛、目や口の乾燥、めまい、結膜充血、頭痛、食欲不振、のどの痛み、下痢、記憶障害、睡眠障害など多彩な症状が報告されています。
どうして後遺症になるの?
では、どうしてコロナ後遺症になるのでしょう。
現在のところ、以下が絡んで起こるのではないかと、愛知医科大学メディカルクリニックでは解説しています。
1. 新型コロナウイルスに感染していた時の症状が続いている
2. 感染が原因で肺や心臓が障害される
3. 新型コロナウイルス感染後の疲労症候群(自律神経障害などを特徴とする筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群に似た症状)
4. 集中治療後症候群:重症の場合にICUなどの集中治療からの回復後におこる、身体障害・認知機能障害・精神障害などの症状
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ただ、現時点では、病態についてわからないことが多く、診断基準も、確実な治療法も確立されているわけではないそうです。
最近は、こうしたコロナ後遺症のための外来を開設している医療機関も増えています。
もし感染後、何らかの体調不良があれば、いちど受診してみることをおすすめします。
■詳しくは、テレビ大阪『大阪府 新型コロナの後遺症相談 最多は倦怠感(2021年9月13日)』へ
■詳しくは、愛知医科大学メディカルクリニック『新型コロナウイルス感染症後の後遺障害について』へ
<Beyondコロナ>コロナ禍でも気をつけるべき病気
-
2021.03.06
ヨナハ総合病院/コロナ禍での運動不足をどう防ぐ? 今意識したい「筋活」とは。
新型コロナウイルス感染症対策と向き合うなか、運動不足によって、身体的・精神的な健康を脅かす健康二次被害が心配されています。
-
2021.02.16
みよし市民病院/発見のきっかけはがん検診。大腸がんの検査ってどんな検査?
30代から増加する大腸がんは、日本人で第2位のがんです(がん登録・統計2019年・男女計)。早い段階で見つけて治療をすれば治る可能性も高いがんですが、大腸がんは進行しても症状がないこともめずらしくありません。
-
2021.02.16
岡崎市民病院/高齢者が注意すべき「誤嚥性肺炎」。正しく予防し、命を守ろう
がんや心疾患、脳血管疾患に並ぶ、日本人の主要な死亡原因の1つ「肺炎」。その中でも、近年増加しているのが「誤嚥性肺炎」です。
-
2021.03.05
ヨナハ総合病院/コロナ禍でも大切な健康診断。放置しないで年に1回は受けよう!
新型コロナウイルス感染症の流行が続く中、医療機関に行くことを躊躇している人もいるのではないでしょうか。コロナ禍における健康診断の受け方を考えます。
-
2021.03.05
西尾市民病院/糖尿病は治らない病気。しかし、正しく理解し治療を行うことで“健康な人と変わらない人生”を。
糖尿病は重症化すると命の危険もある怖い病気ですが、診断を受けた後、適切に治療を行う事で“健康な人と変わらない人生”を送ることが可能な病気です。糖尿病を正しく理解し、予防・重症化予防につなげていきましょう。
今週のLINKED通信
アーカイブ
今週の
サポーター情報
REPORT
Special Thanks
画像提供:PIXTA
中日新聞リンクト編集部からのお願い
皆さまからいただくコメント・ご意見が、私たちの活力になります。より良いサイトづくりのため、皆さまの投稿をお待ちしておりますので、ぜひ下記投稿欄からお気軽にコメントください!
(各病院への診療に関する質問・相談等はこちらではお答えできませんのでご了承ください)
コメントを残す