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新型コロナワクチン、どうして子どもには接種しないの?
現在、薬事承認されている、ファイザー社の新型コロナウイルスワクチン(以下、ワクチン)については、16歳以上が薬事承認の対象となっています。
どうしてでしょうか。
子どものワクチン接種は安全性・有効性が確認されていない。
子どもがワクチン接種の対象になっていない背景には、これまでの臨床試験で十分なデータがないことがあげられます。
厚生労働省が契約し、国内で接種が始まる予定の3社のワクチンについては、いずれも臨床試験の対象が限定されています(ファイザーのワクチンは16歳以上、モデルナとアストラゼネカのワクチンは18歳以上)。
また、武田薬品が日本国内向けに供給するとしているアメリカの製薬会社ノバックスのワクチンも、18歳以上を対象に臨床試験が行われました。
さらに、予防接種法に基づく公費での接種の対象は16歳以上の人です。
こうしたことから、16歳に満たない場合は、ワクチンの接種の対象にはなっていません。
子どものワクチン接種はこれから検討。
ただし、接種の対象者は、現時点の科学的知見に基づいて決められています。
将来的には、接種の対象年齢が広がる可能性もあります。
ファイザー社、モデルナ社のワクチンでは、12歳以上の小児を対象とした臨床試験が開始されました。
子どものワクチン接種についても、今後広がっていくかもしれません。
■詳しくは、厚生労働省「新型コロナワクチンについてのQ&A」へ
■詳しくは、NHKおうちで学ぼう! 「ワクチンQ&A」へ
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