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コロナ禍でのインフルエンザへの備え

2021.02.2555 views

インフルエンザは、例年12月〜2月頃まで流行があります。

今年は、インフルエンザと新型コロナウイルス感染症に注意しながら乗り切る必要があります。

今回は、インフルエンザと新型コロナウイルス感染症の症状やリスクの違いについて改めて紹介します。

まだまだ油断せずに感染防止対策を行っていきましょう。

 

今年はインフルエンザ患者が少ない

今年はコロナ対策をしている人が多く、例年よりもインフルの患者やが少ないのは現状です。

密を避け、手洗い・うがい・マスクをつけるというコロナ対策は、インフエンザ対策にも功を奏しています。

おそらく、例年は、ここまでの対策を行っていた方は少ないのではないでしょうか。

引き続きコロナ対策を行って、インフルエンザも新型コロナウイルス感染も予防できるようにしていきましょう。

インフルエンザと新型コロナウイルス感染症の症状の違い

インフルエンザと新型コロナウイルス感染症の症状を違いをまとめました。

インフルエンザは、高熱が出ることが多いです。

一方、新型コロナウイルス感染症は発熱もありますが、味覚障害や嗅覚障害が出現することがあります。

また、新型コロナウイルス感染症では、潜伏期間が1〜14日と長く、無症状の感染者でもウイルス排泄があり感染力が強いとされています。

さらに、感染力があるウイルスの排出期間が10日と長く、症状が出た日のウイルス排泄量が多いとされています。

インフルエンザ 新型コロナウイルス感染症
症状 ワクチンの接種の有無などにより差がある。しばしば高熱となる 発熱に加えて、味覚障害・嗅覚障害を伴うことがある
潜伏期間 1〜2日 1〜14日(平均5〜6日)
無症状感染 約10%
無症状患者ではウイルス量は少ない
約数%〜60%
無症状患者でもウイルス量は多く、感染力が強い

ウイルス排出期間 5〜10日(多くは5〜6日) 感染力があるウイルスの排出期間は10日以内
ウイルス排出のピーク 発病後2〜3日 発症日(症状が出た日)
重症度 多くは軽症〜中等症 重症になる可能性がある
致死率 約0.1%以下 約3〜4%

インフルエンザと新型コロナウイルス感染症の重症化リスク

インフルエンザと新型コロナウイルス感染症の重症化リスクについて表にまとめています。

どちらも基礎疾患を持つ人は重症化しやすいと考えられています。

特に、心疾患・慢性肺疾患・糖尿病・腎臓病などの持病がある方は、新型コロナウイルスに感染すると、重症化しやすいとされています。

インフルエンザ 新型コロナウイルス感染症
心疾患(高血圧症・心血管疾患)
慢性肺疾患(喘息・慢性閉塞性肺疾患)
内分泌疾患(糖尿病)
神経疾患(脳卒中・神経発達疾患)
慢性腎臓病
代謝性疾患
血液疾患
慢性肝疾患
癌や HIV/AIDS などの免疫抑制状態
慢性ステロイド治療や化学療法など
心疾患(高血圧症・心血管疾患)
脳卒中を含む慢性神経疾患
慢性肺疾患(慢性閉塞性肺疾患など)
糖尿病
慢性腎臓病
一部の免疫抑制状態(癌など)
肥満(BMI30以上) 肥満(BMI30以上)
妊娠・産後期間(2週間まで) 喫煙

幼児(<59ヶ月) 高齢者
高齢者(>65歳)

まとめ

新型コロナウイルス感染対策を行うことによって、インフルエンザの感染が随分と抑えられています。

また、緊急事態宣言の効果が見えて、新型コロナウイルス感染症のケースは現在小康状態という状態です。

しかし、まだ非常に減少しているというわけではありません。医療現場の逼迫も問題となっています。

引き続きインフルエンザにも注意しながら、コロナ対策を続けていく必要があります。

■参考
・WHO 「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行下におけるインフルエンザへの備え ポリシー・ブリーフ (11月6日版)日本語版」
・国立感染症研究所 「インフルエンザ流行レベルマップ」
・厚生労働省 「新型コロナウイルス感染症診療の手引第4.1版(2020年12月4日)」

画像提供:PIXTA

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