
2020.07.09674 views
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、医療はもちろん、介護サービスの利用を控える人も非常に増えました。
それによって、どのような心身への影響があったのでしょうか。
淑徳大学総合福祉学部の結城康博教授は、インターネットで意識調査を実施(5月4〜17日)。全国のケアマネジャーやデイサービスの職員503名分の回答をまとめた調査報告を発表しています。
「あなたの関わっている要介護者で、在宅サービスの利用控えをしているケースは?」という問いに対し、「多くいる」としたのは11.1%、「一定程度はいる」が38.8%。「いない」は17.7%でした。
利用控えにおける心身の機能低下については、「機能低下のケースがかなり多い」が4.6%、「機能低下のケースが多い」が16.3%、「機能低下のケースが多少いる」が41.4%で、合わせると約6割に上りました。
「要介護者の心身機能の低下」に関する自由回答では、深刻な状況が浮かび上がりました。いくつか抜粋しましょう。
●社会から離れてしまい、うつ状態になっている。
●デイケアやデイサービスに行かないことで筋力が落ちた。
●交流不足から刺激が減り、認知症状が悪化している。
●自宅に閉じこもっているうちに転倒し、自力歩行が困難となった。
●家族も疲弊している。介護ストレスからの虐待も増えている。
●みんなが「孤独死」しそうで、本当にこわい。
●動かなくなるため症状悪化。要介護の区分変更が必要になった。
今後、新型コロナの感染が再び拡大することになっても、十分な感染予防策をした上で、介護サービスを継続させていくことが重要ではないでしょうか。
■詳しくは「在宅介護現場における介護従事者の意識調査報告」へ。(2020年5月21日)
■中日新聞LINKED〈発〉 心を生きのびよう⑤ー「慣れ」から離れるー(7月8日)
■中日新聞LINKED〈発〉 今朝のLINKED通信〈2020年7月8日号〉(7月8日)
■中日新聞LINKED〈発〉 今朝のLINKED通信〈2020年7月7日号〉(7月7日)
■中日新聞LINKED〈発〉 今朝のLINKED通信〈2020年7月6日号〉(7月6日)
■中日新聞LINKED〈発〉 今朝のLINKED通信おまとめ版〈2020年7月6日号〉!(7月6日)
■安城更生病院〈発〉 感染対策に向けた地域連携(7月8日) NEW!
■安城更生病院〈発〉 【支援機能のご紹介】脳卒中リハビリテーション(7月7日)
■安城更生病院〈発〉 【診療機能のご紹介】認知症治療(7月6日)
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