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新型コロナウイルスは回復後も体内に残る!?
新型コロナウイルスがオミクロン株になり、重症化率はぐんと下がりましたが、
後遺症の発症が指摘されるようになりました。
その原因の一つは、しつこいウイルスの残骸かもしれません。
ウイルスのかけらが体内に残り続ける。
新型コロナウイルスに感染しても、患者の大半は2週間以内に回復します。
でも、ウイルスのかけらは必ずしもすぐに消えるわけではないようです。
5月11日付けで学術誌「GeroScience」に発表された研究によると、一部の患者ではウイルスの残骸が数週間から数カ月間にわたって体内に残り続け、重症度や死亡率と関連することがわかりました。
残り続けるウイルスと後遺症の関連は?
研究チームは、2020年3月から8月の間に新型コロナの入院患者2518人の分析を行いました。
その結果、患者の42%で、最初の陽性判定から14日以上にわたって陽性が続いていたことがわかり、陽性の最長記録は269日後でした。
このようにウイルスが長く残り、免疫系の異常な働きを引き起こして、新型コロナ後遺症の原因となっていると考えられます。
ただし、残るウイルスと新型コロナ後遺症を結びつけるには、まだ証拠は十分ではないと考える科学者も多くいるそうです。
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新型コロナ後遺症の解明のためにも、今後の研究成果に注目していきたいものです。
■詳しくは、ナショナルジオグラフィック『新型コロナウイルスはいつまで体内に残るのか、後遺症との関連は(2022年5月26日)』へ
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