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新型コロナ下で、小児の別の感染症が増加。
新型コロナウイルス感染症の予防対策が徹底されたこともあり、この冬はインフルエンザの流行は影をひそめました。
その代わり、小児の別の感染症の感染リスクが高まっていると、東京大学医科学研究所が発表しました。
「ライノウイルス」の感染リスクが上昇。
東京大学医科学研究所などの研究グループは、新型コロナウイルス感染症の流行前後における呼吸器感染症ウイルス検出状況を比較しました。
その結果、昨年1月から9月の間、10歳未満の子どもについては、新型コロナウイルスの感染はほとんど見られませんでしたが、ライノウイルスが例年の2倍以上検出されたそうです。
ライノウイルスによる風邪は、春と秋に流行。
ライノウイルスは、鼻やのどの粘膜に炎症を起こす風邪の原因ウイルスです。
インフルエンザは主に冬に流行しますが、ライノウイルスによって引き起こされる風邪は主に春と秋に流行します。
また、肺炎などの合併症を引き起こし、重症化する恐れもあります。
新型コロナの変異株も広がってきたこの頃、子どもたちの風邪症状には十分に用心したいですね。
■詳しくは、東京大学医科学研究所プレスリリース「新型コロナウイルス感染症流行下では 10歳未満の小児のライノウイルス感染リスクが上昇した」へ
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