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今朝のLINKED通信

嗅覚障害や倦怠感、脱毛…深刻なコロナ後遺症。

和歌山県では、新型コロナウイルス感染者の退院後の健康状態について調査を行い、その結果を報告しました。
それによると、多くの人が退院後も長く、後遺症に苦しんでいるようです。

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半数近くの人に、コロナ後遺症。

調査の対象は、9月中旬までに新型コロナに感染して入院した人で、退院後2週間以上経過した216人。そのうち回答が得られた163人中、退院してからも何らかの症状がある人は75人(46%)で、半数近くにのぼります。
男性は、97人中42人(43%)、女性は66人中33人(50%)で、やや女性の方が多くなりました。

最も多い後遺症は、嗅覚障害。

退院後何らかの症状がある75人のうち、症状で最も多かったのは「嗅覚障害」でした。続いて「倦怠感」「味覚障害」「呼吸困難感」が多く見られました。また、「頭痛」は16人、「脱毛」は12人あり、「胸痛」「集中力低下」「咽頭痛」「睡眠障害」「目の充血」「記憶障害」を訴える人もいました。

また、体調の回復度は、退院後2か月以上経過していても3割弱の人が回復していないと答え、入院中の重症度が高かった人ほど回復する割合が低く見られました。

この調査結果から、たとえ軽症で経過したとしても、さまざまな症状が持続していることがわかります。
「ほとんどの場合、軽症で済むから大丈夫」と安易に思わず、年齢が若くても、まずは新型コロナウイルス感染症にかからないように用心したいものです。

■詳しくは、「和歌山県「新型コロナウイルス感染症の後遺症等のアンケート調査の結果について」(2020年11月)」へ

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