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今朝のちょっと深読み/新型コロナ、ワクチンの仕組みは?
安倍晋三首相は8月28日の対策本部で、新型コロナウイルス対策の新たな取り組み方針を表明。
そのなかで、2021年前半までに国民全員分のワクチンを確保すると述べました。
では、現在のワクチンの開発状況はどうなっているのでしょうか。
新型コロナウイルス感染症対策分科会の資料をもとに見ていきましょう。
開発が進められているワクチンは2種類。
ワクチンは、病原体やウイルス、そしてウイルスの遺伝情報を使ってつくられます。現在、新型コロナウイルス感染症のワクチンとして開発が進められているのは、2種類あります。
一つは、従来の製法で、「ウイルスやウイルスのタンパクを注射」するもの。
注射したウイルスやタンパクに対して免疫がつくられます。
もう一つは、新しい製法で、「ウイルスの遺伝情報を注射」するもの。
ウイルスの遺伝情報(タンパクの設計図)が人の細胞に入り、 ウイルスのタンパクをつくり、 それに対して免疫ができます。
遺伝子ワクチンへの期待。
従来の製法は実績がありますが、開発まで時間がかかるというデメリットがあります。
それに比べ、遺伝情報を使う「遺伝子ワクチン」はスピーディに開発できることから大いに期待されています。
しかし、実用化の実績に乏しいため、免疫がつきにくい可能性もあります。
現在、新型コロナワクチンの臨床試験が世界的に進行しています。早期の開発が望まれますが、ワクチンの有効性・安全性をしっかり評価してほしいものです。
■詳しくは、「令和2年8月21日新型コロナウイルス感染症対策分科会資料3」へ
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