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尿検査で調べるものは?
尿は体内循環している血液が腎臓によって濾過され、血液から取り除かれた不要物でつくられます。
尿検査によって、尿をつくっている腎臓や、尿の通り道の異常を見つけることができ、さまざまな情報を得ることができます。
健康診断の尿検査で調べられる主な項目は、以下の5つです。
●尿たんぱく
尿中のたんぱく質の量を調べます。腎機能が低下すると体にとって必要なたんぱくが腎臓からもれ出てきます。
●尿糖
尿中の糖分を調べます。陽性になると、糖尿病、甲状腺機能亢進症や腎性糖尿などの疑いがあります。
●尿沈渣
尿を遠心分離器にかけてできた沈殿物を調べます。その種類によってどのような疾患に由来する物であるかを判断します。
●尿潜血
尿に血液が混じっていないかを調べます。尿潜血反応があれば、尿の通り道のどこかに出血源があり、尿路結石、膀胱炎、糸球体腎炎などの疑いがあります。
●尿比重
蒸留水に対する尿の比重を調べます。尿比重が高い場合は糖尿病、脱水症など、低い場合は腎不全、尿崩症など尿を濃縮する機能の低下が疑われます。
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これらの検査で要精密検査となった場合、腎臓内科などでより詳しく調べていきます。
腎臓病は早期に診断し、適切な治療を行えば、腎不全の進行や心血管疾患の合併を抑えることができます。
健康診断をしっかり受けて、早期発見・早期治療を心がけましょう。
※参考サイト
■日本人間ドック学会「尿検査」
Beyongコロナキャンペーンーコロナを乗り越えこれからの健康を考えよう。ー
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