毎日発信 今朝のLINKED通信
今の疾病に関する気になる情報を毎日発信しています。
今の季節だから流行る病気や対策など、いち早く知って予防しましょう。
脇汗の悩み、あきらめないで。保険適用の治療薬も。
夏になると、薄着になることも増え、汗の悩みを抱える人も多いのではないでしょうか。
今回は、脇汗の悩みについて考えてみたいと思います。
過剰な汗は、「多汗症」の可能性。
汗の主な役割は体温調節。気温や運動で体温が高くなると、汗腺から分泌され、皮膚の上で蒸発する際に熱を奪って体の表面を冷やします。
しかし、明らかな原因がないのに、日常生活で困るほど汗の量が多くなると、「多汗症」の疑いがあります。
多汗症には、脇や手のひら、顔など、体の一部だけの多汗症と、全身の多汗症があります。
脇の下の多汗症に有効な新しい治療薬が登場。
脇の下の多汗症になると、シャツの脇の部分に汗ジミができて人目が気になるもの。
悩み多き脇汗ですが、新しい保険適用の治療薬も登場しています。
二つの薬を紹介します。
●塗り薬「エクロック」科研製薬
多汗症の汗は、発汗を促す神経伝達物質アセチルコリンが汗腺の受容体を刺激するのが原因。
ジェル状の薬の有効成分が汗腺の受容体と結びついて固まり、アセチルコリンとの結合を防ぐ仕組みです。
●シートタイプの薬「ラピフォート」マルホ
1日1回、不織布1枚を袋から出して使うシートタイプシートを介して薬液を塗布することで、発汗に関わる神経伝達物質アセチルコリンのムスカリン受容体への結合を阻害し、汗の産生を抑制します。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
多汗症に対しては、このほかにもいろいろな塗り薬や注射薬、手術などの治療法があります。
大量の汗に悩んでいる方は、まずは専門医を受診しましょう。
■詳しくは、東京新聞TOKYO Web『日常生活に支障 原発性局所多汗症 夏の脇汗、新薬が味方に 保険適用塗り薬とシート型(2022年6月14日)』へ
■詳しくは、マルホ ニュースリリース『原発性腋窩多汗症治療剤 「ラピフォート®ワイプ 2.5%」 製造販売承認取得のお知らせ(2022年1月20日)』へ
■詳しくは、科研製薬株式会社『ワキ汗治療ナビ』へ
Beyondコロナキャンペーン
-
2022.4.15
中日新聞LINKED/動脈硬化の放置が様々な臓器に後遺症を残す?
動脈硬化は心疾患や脳血管疾患を引き起こすことで広く知られていますが、それに加えてこれらの疾患が様々な臓器へ後遺症を残していく可能性があります。
-
2022.2.24
中日新聞LINKED/加齢と共に目がかすむ、眩しい時は白内障かも
白内障(はくないしょう)とは、眼の水晶体(すいしょうたい)が白く濁っていき、視力の低下や眩しさを感じたり、ものがぼやけて見えたりするようになる病気です。
-
2021.12.11
西尾市民病院/スキン-テアの看護
スキン-テアは主に高齢者の四肢にできる外傷性創傷です。ちょっとした刺激でできる皮膚の傷を速やかに手当てし、しっかり予防していきます。
-
2022.6.9
中日新聞LINKED/ときどき起こる胸の痛みや不快感は、狭心症の症状かもしれません。
階段を上ったりするとき、胸の違和感や不快感を感じることはありませんか。もし、日常的にたびたび胸痛発作を起こすようなら狭心症かもしれません。
-
2022.1.31
みよし市民病院/高速マルチスライスCTで精密検査が受けられます。
救急科医師・外科系医師・循環器系医師・研修医が常勤し、各診療科と協力して治療を実施し、多様な専門職が、チーム力で重症患者さんの命を救います。
今週のLINKED通信
アーカイブ
今週の
サポーター情報
REPORT
Special Thanks
画像提供:PIXTA
中日新聞リンクト編集部からのお願い
皆さまからいただくコメント・ご意見が、私たちの活力になります。より良いサイトづくりのため、皆さまの投稿をお待ちしておりますので、ぜひ下記投稿欄からお気軽にコメントください!
(各病院への診療に関する質問・相談等はこちらではお答えできませんのでご了承ください)
コメントを残す