毎日発信 今朝のLINKED通信
今の疾病に関する気になる情報を毎日発信しています。
今の季節だから流行る病気や対策など、いち早く知って予防しましょう。
コロナ禍でも検査を受けよう④脂質代謝の検査で調べる数値とは?
コロナ禍でも検査を受けよう。
4回目は、脂質代謝の検査について。
脂質異常症かどうかは、空腹時の血液検査により、
血液の血清に含まれるコレステロールや中性脂肪の量を調べます。
悪玉コレステロールと善玉コレステロールとは?
脂質代謝の検査で重要なのは、コレステロールの値。
そもそもコレステロールは脂質の一種で、細胞膜の主成分、ステロイドホルモンの材料、胆汁の原料となるものです。
コレステロールには、LDLとHDLがあります。
LDLは、主に肝臓でつくられたコレステロールを全身に運ぶ役割を担っています。
でも、LDLが多過ぎると血管壁にコレステロールが溜まってしまうので「悪玉」と呼ばれています。
一方のHDLは、余分なコレステロールを回収して肝臓に戻す役割を果たすため、「善玉」と呼ばれています。
中性脂肪も重要なポイント。
脂質代謝の検査では、血液中の中性脂肪の値も調べます。
中性脂肪は体内でエネルギー源の役割を果たしますが、余ると脂肪組織に蓄えられます。
中性脂肪値が高いと、急性膵炎や脂肪肝を起こしやすく、動脈硬化の危険因子になります。
脂質異常症と診断される基準は?
健康診断で脂質異常症と言われるのは、以下の数値です。
●LDLコレステロール値:140mg/dL以上(高LDLコレステロール血症)
●HDLコレステロール値: 40mg/dL未満(低HDLコレステロール血症)
●中性脂肪値: 150mg/dL以上(高中性脂肪血症)
これらの数値に該当する場合、動脈硬化の進展の疑いがあります。
まずは内科を受診して、これからの治療について検討していくことになります。
Beyondコロナキャンペーン
-
2022.4.20
血栓ができて血流が堰き止められてしまうアテローム血栓症
動脈硬化が進行すると動脈硬化巣が破綻し、そこに血栓が形成されることがあります。 特に心臓や脳でこの血栓が形成されることが多く、合わせてアテローム血栓症と呼ばれています。
-
2022.4.28
その症状、本当に風邪? いつの間にか悪化している「肺炎」の恐ろしさ
「肺炎」とは、悪寒、高熱、咳(せき)、痰(たん)、倦怠感などの、風邪と似た症状の病気です。「風邪かも?」とそのままにしておくと呼吸困難をきたし、入院が必要になるほど重症化することもあります。
-
2022.4.26
喫煙や歯周病も影響する?関節リウマチ
関節リウマチは免疫系の異常により炎症がおこってしまい、関節に痛みや腫れが生じる病気で、男性よりも女性に多く、40代〜60代での発症が多いといわれています。
-
2022.4.26
高齢になるにつれ、リスクが高まる骨折
骨折は、老若男女だれでも起こりえるものです。
転倒や疲労によって起こることがありますが、年齢を重ねることにより、別の病気が起因となり発生することもあります。 -
2022.4.25
呼吸困難とは違う? 酸素が不足した状態「呼吸不全」とは
血液中の酸素が異常に少なくなったり、二酸化炭素が異常に多くなったりする病気を「呼吸不全」といいます。
今週のLINKED通信
アーカイブ
今週の
サポーター情報
REPORT
Special Thanks
画像提供:PIXTA
中日新聞リンクト編集部からのお願い
皆さまからいただくコメント・ご意見が、私たちの活力になります。より良いサイトづくりのため、皆さまの投稿をお待ちしておりますので、ぜひ下記投稿欄からお気軽にコメントください!
(各病院への診療に関する質問・相談等はこちらではお答えできませんのでご了承ください)
コメントを残す