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承認申請中の新型コロナ飲み薬は、どんなクスリ?
アメリカの製薬大手メルクが、新型コロナウイルスの飲み薬「モルヌピラビル」の承認を日本で申請しました。
これが承認されれば、国内で初めての飲み薬になります。
入院や死亡のリスクを軽減。
モルヌピラビルは、軽症と中等症の患者向けに開発された経口薬。臨床試験では、発症から5日以内の重症化リスクがある患者で入院や死亡のリスクが30%低下したそうです。
飲み薬なら自宅でも服用できるため、患者や医療機関の負担の軽減にもつながると期待されています。
課題は、発症から5日以内の服用という条件。
ただし、課題もあります。それは、服用までの時間です。
モルヌピラビルは症状が出てから5日以内の服用が推奨されているため、処方を受けるには、医療機関などで検査を受ける必要があります。陽性になった場合、周囲との接触を避けるため、患者が薬局に出向くのではなく、自宅で受け取るようにする方法を、厚生労働省は検討しているそうです。
また、当面は薬の供給量も限られるということです。
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いくつかの課題はありますが、発症まもないタイミングで誰でも飲み薬を服用できるような医療体制が整えば、新型コロナ対策の強力な武器になります。
一日も早い特例承認と体制づくりに期待したいですね。
■詳しくは、NHK NEWS WEB『承認申請中の新型コロナ飲み薬 発症5日以内の服用推奨で課題も(2021年12月4日)』へ
■詳しくは、MSD株式会社ホームページ『新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する治療薬として経口の抗ウイルス薬モルヌピラビルの製造販売承認申請 特例承認の適用を希望した申請 (2021年12月3日)』へ
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