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重症化させない新しい治療薬「ソトロビマブ」とは?
イギリスの製薬大手、グラクソ・スミスクライン(株)は、抗体を使った
新型コロナウイルスの新たな治療薬「ソトロビマブ」について、
厚生労働省に承認を求める申請を行いました。
厚生労働省は9月末にも特例承認する方針だそうです。
中和抗体を点滴で投与。
「ソトロビマブ」は、新型コロナウイルスの働きを抑えるモノクローナル抗体薬(中和抗体)。
モノクローナル抗体は、ウイルスなどの有害な抗原を撃退する免疫システムと同様の働きを持つ人工的に作られたタンパク質。
ウイルスのタンパク質に結合して働きを抑える効果が期待されます。
軽症・中等症の患者が対象。
ソトロビマブの対象は、酸素療法を必要としない軽症・中等症で重症化リスクが高いと考えられる患者。
海外の臨床試験では、これらの人に点滴投与したところ、入院または死亡のリスクが有意に低下することが示されました。
また、デルタ株、ラムダ株などの変異株に対しても有効であることが示されたということです。
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特例承認が認められれば、「抗体カクテル療法」に続く2例目になります。
こうした治療薬が増えていけば、重症化や入院を抑制することができ、医療体制の逼迫の緩和にもつながっていくはずです。
一日も早い承認が期待されますね。
■詳しくは、グラクソ・スミスクライン株式会社プレスリリース 『新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する治療薬としてモノクローナル抗体ソトロビマブの製造販売承認を申請(2021年9月6日)』へ
■詳しくは、薬事日報 『米FDAがCOVID-19の抗体治療薬の緊急使用を許可(2021年6月8日)』へ
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