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新型コロナに有効!?イベルメクチンとはどんな薬?
いま国内では、新型コロナウイルス感染症対策というと、ワクチンに注目が集中しています。
でも本来、疫病対策は、ワクチンと治療薬の両輪で進めるもの。
では、治療薬はどこまで進んでいるのでしょうか。
改善効果が期待される「イベルメクチン」。
世界各国で、新型コロナの改善効果が示されているのが、抗寄生虫病の特効薬「イベルメクチン」。
インドやペルーで投与後に一定の効果が見られたほか、世界56カ所での臨床研究で改善データが集まっているといいます。
イベルメクチンは、北里大学の大村智博士が発見した抗寄生虫病の特効薬。
犬のフィラリア予防薬として有名ですが、人間に対しては、ダニが人の皮膚に寄生しておこる病気「疥癬」(かいせん)の特効薬として使われています。
厚生労働省は適応外使用を認めています。
米英の多くの医師は新型コロナに対するイベルメクチンの有効性を認め、予防・治療に使うよう主張していますが、製薬会社や政府当局には「臨床試験が不十分だ」として、使用を阻止する動きもあります。
日本では、厚生労働省が2020年5月、「イベルメクチンを適応外である新型コロナウイルス感染症に使ってもかまわない」とする通達を出し、「コロナ治療に対するイベルメクチンの保険適用」を認めています。
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有効性や安全性の結論を得るには、さらに多くの研究が必要とされるイベルメクチン。
とはいえ、新型コロナ治療薬の一つとして、今後、エビデンスが積み重なるよう期待したいものです。
■詳しくは、読売新聞オンライン調査研究『イベルメクチンはコロナ治療に有効か無効か 世界的論争の決着に日本は率先して取り組め(2021年4月28日)』へ
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