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コロナ禍でも検査を受けよう⑨胃のエックス線検査で何がわかる?
コロナ禍でも検査を受けよう。9回目は、胃のエックス線検査について。
集団検診などで行われる胃のエックス線検査からどんなことがわかるでしょうか。
主な内容について紹介します。
なぜ検査の前に、発泡剤とバリウムを飲むの?
胃のエックス線検査(胃部レントゲン)を受けた方の中には、「発泡剤とバリウムを飲むのが苦痛で…」という人も多いのではないでしょうか。
でも、これらは検査に欠かせない役割をしています。
発泡剤は胃を膨らませる目的、バリウムは胃の内壁全体にまんべんなく塗りつけて胃の状態を観察することを目的に飲みます。
胃にエックス線を照射すると、体にエックス線が通過した部分は黒く写り、通過しない部分は⽩く写ります。
バリウムは白く、発泡剤から発生した炭酸ガスは黒く写し出されます。
胃のエックス線検査で調べるものは?
胃のエックス線検査で調べるのは、食道から胃、十二指腸の上部まで。バリウムが口から食道、胃、十二指腸へと流れていく様子を動画で観察します。
また、体を回転させてバリウムを粘膜に付着させることで、胃の全体像や粘膜の凹凸や炎症の有無などを見ます。
胃がんの早期発見に欠かせない検査。
胃のエックス線検査のもっとも大きな目的は、胃がんの早期発見です。
定期的に胃のエックス検査を受け続けることで、早い段階での胃がんの発見が期待されます。
そのほか、胃・十二指腸潰瘍、ポリープ、胃炎、緊縮性胃炎などの病気を見つけるのにも役立ちます。
これらの病気の疑いがある場合、胃内視鏡検査(先端に超小型カメラのついた細い管を口から挿入し、胃や十二指腸などの中を観察する検査)で確定診断をします。
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