毎日発信 今朝のLINKED通信
今の疾病に関する気になる情報を毎日発信しています。
今の季節だから流行る病気や対策など、いち早く知って予防しましょう。
よく歩く人は認知症になりにくい。
新型コロナウイルスの感染拡大の長期化で、認知症の症状が進行したケースが多く報告されています。
コロナが落ち着いてきた今こそ、認知症予防にしっかり取り組んでいきたいですね。
認知症予防にウォーキング。
認知症の予防策として有効なのが、ウォーキングです。
たとえば、70~80歳の女性の認知機能テストの成績と日頃の運動習慣の関係を調べた研究によると、日頃よく歩く人はテストの成績が良く、少なくとも1週間に90分(1日あたりにすると15分程度)歩く人は、週に40分未満の人より認知機能が良いことがわかっています。
ウォーキングにより脳の血流が活性化。
では、なぜウォーキングが脳の高次機能に影響を与えるのか。
その秘密は脳の血流にあります。
脳が正しく働くには、絶えず十分な血液が流れている必要があります。
脳の働きを担う神経細胞は、血流不足にとても弱く、再生能力もありません。
高齢者やアルツハイマー型認知症患者では、大脳皮質や海馬(記憶などの高次機能を司る部位)で脳血流の低下がみられます。この大脳皮質や海馬には、大脳の奥から伸びてきてアセチルコリンという化学物質を放出する神経(アセチルコリン神経)が来ています。
東京都健康長寿医療センター研究所の研究によると、歩行が脳のアセチルコリン神経を活性化して海馬や大脳皮質の血流を増やすことがわかりました。
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認知症予防に効果的な歩数は、5000歩(このうち早歩き7分30秒)。
早速、生活習慣に取り入れてみませんか。
■詳しくは、東京都健康長寿医療センター研究所『歩行は、なぜ認知症予防につながるのか?』へ
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