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新型コロナの予防薬が初めての特例承認。
新型コロナウイルス感染症に立ち向かうには、ワクチンで予防するか、
点滴などで治療するか、の二つの方法しかありませんでした。
そこに「予防薬」という新しい戦略が加わりました。
抗体カクテル療法が初の予防薬に。
厚生労働省は5日、中外製薬の抗体カクテル療法の治療薬「ロナプリーブ」について、新型コロナウイルス感染症の予防薬としての適応を特例承認しました。
抗体カクテル療法は2種類の抗体を混ぜ合わせて点滴するもので、重症化を防ぐ効果があります。
今回の特例承認では、点滴に加え、注射も認められることになりました。
予防薬として投与できる対象は…。
発症予防の目的で投与できるのは、下記の3つの条件をすべて満たした場合に限定されます。
①コロナ感染者の同居家族など常時生活を共にする濃厚接触者か無症状の感染者
②コロナの重症化リスクが高い人
③ワクチン未接種か免疫抑制剤の投与などで効果が不十分の人
厳しい条件ではありますが、高齢者施設や医療機関でクラスター予防する上で効果を発揮することが期待されます。
■詳しくは、時事ドットコムニュース『コロナ予防薬を特例承認 濃厚接触者らに発症前投与―厚労省(2021年11月5日)』へ
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