
2020.05.2938 views
新型コロナウイルス感染症の重症化リスクと喫煙の関連性について、国内外の専門家の間でさまざまな分析や研究が進んでいます。そもそも喫煙は、肺炎やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)を引き起こす原因となり、肺がんをはじめとするさまざまながん、脳卒中、心疾患などを引き起こすこともわかっています。
タバコを吸っている方は、秋冬に予想される第二波の感染拡大に備える意味も込めて、この夏、禁煙にチャレンジしませんか。
新型コロナウイルス感染症と喫煙の関連を示す報告の一つに、中国の研究結果があります。
中国・武漢を中心に新型コロナ患者1099名の臨床データを分析した研究では、喫煙者は人工呼吸器が装着される、あるいは死亡する危険性が非喫煙者の3倍以上になることが明らかになったといいます。また年齢や基礎疾患(糖尿病、高血圧など)と比べても、喫煙は、重症化の最大のリスクであることも報告されています。
さらに、世界保健機関(WHO)も、新型コロナウイルス感染症への対策として「禁煙すること」を強く推奨しています。
喫煙の行為が、感染リスクを高めるという問題もあります。
もしも手にウイルスが付着しているとすれば、タバコを吸うときに何度も口元に汚染された手を近づけることになります。
また、タバコを吸うときに利用する喫煙室は、密閉された狭い空間。まさに、3密(密閉・密集・密接)の典型です。
マスクをせずに数分間過ごす場所に、もしも感染者がいるとすれば、濃厚接触者になってしまいます。
「喫煙室を避けるうちに、自然と喫煙機会が減り、いつのまにか禁煙していた」ということになれば、理想的ですね。
■詳しくは日本呼吸器学会「新型コロナウイルス感染症とタバコについて」(2020年4月20日)へ。
■中日新聞LINKED〈発〉 第4回 コロナ禍の最中でも受診すべき、ほかの病気。(5月27日)
■中日新聞LINKED〈発〉 心を生きのびよう②~ある臨床心理士のつぶやき(5月26日)
■中日新聞LINKED〈発〉 新型コロナウイルスに関係するストレスと対処方法(5月25日)
■中日新聞LINKED〈発〉 今朝のLINKED通信〈2020年5月28日号〉
■中日新聞LINKED〈発〉 今朝のLINKED通信〈2020年5月27日号〉
■中日新聞LINKED〈発〉 今朝のLINKED通信〈2020年5月26日号〉
■中日新聞LINKED〈発〉 今朝のLINKED通信〈2020年5月25日号〉
現役の臨床心理士が、新型コロナウイルス感染症とどう向き合っていくかをつぶやきます。
第1回目は、『防衛』がテーマです。
詳しくはこちら>>心を生きのびよう①
現役の臨床心理士が、新型コロナウイルス感染症とどう向き合っていくかをつぶやきます。
第2回目は、『閉塞感』がテーマです。
詳しくはこちら>>心を生きのびよう②
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『東区の白壁町あたりを散策、建物と樹木が面白かったんだけど、金網が邪魔? イヤぁーいい味出してくれた金網君。』
新型コロナウイルス感染症が猛威をふるう今、もう一度、自分たちの地域医療を支える病院の取組を再確認しませんか?
画像提供:PIXTA
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