中日新聞 地域医療ソーシャルNEWS
  • Facebook
  • Twitter
  • Line
新型コロナウイルス対策特集
中日新聞LINKED〈発〉

新型コロナウイルスに関係するストレスと対処方法

2020年5月25日|996 VIEW

新型コロナウイルスの影響で生活が制限されていると、精神的なストレスを抱えてしまいます。ストレスを発散したりうまく対処できるといいのですが、過剰なストレスで心が辛くなってしまうことがあります。

緊急事態宣言が解除されても、まだまだ元の生活に戻るのは時間がかかりそうです。今回は、ストレスを抱えたときの兆候やその対処方法について解説します。

どのような症状や兆候が現れるか

人はストレスを感じると、気分が落ち込んだり物事に集中できなかったりするなど、様々な感情が見え隠れします。特に新型コロナウイルスという目に見えないウイルスに対するストレス反応は、自分が感染したらどうしようという不安や、他の人に感染させたらどうしようという不安があり、精神的に疲れてしまう可能性もあります。

しかし、これらの反応は普通のことなのです。これらの反応を示すことによって、自己防御し心のバランスを保っているといわれています。

注意するストレスサイン

●気分が落ち込む
●物事に集中できない
●よく眠れない
●早く目が覚める
●イライラする
●すぐに腹が立つ
●何をしても面白くない
●ミスや物忘れが増える
●感情がなくなったような気がする
●問題があるとわかっていても考えたくない

コロナによる特有のストレス反応

●「自分が感染したらどうしよう」という不安
●「家族や同僚に感染させたらどうしよう」という不安
●過度な情報収集
●活動への緊張感
●孤立感や見離された感覚
●精神的消耗
●疲れやすさ
●罪悪感

対処方法

大切なのは、無理に感情を抑えないということです。誰かと話したりリラックスできる時間を持ったりして、心が落ち着くように過ごすと良いでしょう。気分を落ち着かせるために、アルコールやタバコに頼らないことも重要です。

●無理をしない
●リラックスする
●趣味や心の安らぎの時間を持つ
●コミュニケーションを大切にする(友人・家族)
●規則正しい生活を心がける(適度な睡眠・栄養・運動)
●正しい情報を得る
●気分を落ち着かせるためにアルコールやタバコなどに頼らない
●一人で悩まないでホットラインなどに相談する

 

これらの対処方法では落ち着かない場合、心の相談ホットラインに相談することも選択肢の一つです。一人で悩まないようにしましょう。

経済産業省では、遠隔健康相談体制強化事業を行っています。

メンタルヘルス専門窓口として委託された株式会社セーフティネットでは、2020年5月1日~6月26日まで無料で24時間、産業カウンセラー・公認心理師・臨床心理士などが相談を受けてくれます。

■詳しくはこちら>>株式会社セーフティネット

厚生労働省でも困ったときの無料相談窓口を設置しています。

■詳しくはこちら>>こころの健康相談統一ダイヤル  0570-064-556(おこなおう まもろうよ こころ)

【出典】
■WHO

■一般社団法人日本産業カウンセラー協会

■茨城県HP 新型コロナウイルス感染症と「心のケア」

■茨城県HP 新型コロナウイルス感染症と「心のケア」〜支援や対策に携わる方へ〜

■公益社団法人日本心理学会

■メンタルヘルス専門窓口 委託企業 株式会社セーフティネット

■厚生労働省 こころもメンテしよう

画像提供:PIXTA

中日新聞リンクト編集部からのお願い

皆さまからいただくコメント・ご意見が、私たちの活力になります。より良いサイトづくりのため、皆さまの投稿をお待ちしておりますので、ぜひ下記投稿欄からお気軽にコメントください!
各病院への診療に関する質問・相談等はこちらではお答えできませんのでご了承ください)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。