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抗インフルエンザウイルス薬「アビガン」の臨床試験がスタート。
前回、新型コロナウイルス感染症の治療薬として「オルミエント(一般名バリシチニブ)」が承認されたことを紹介しました。
それに続いて、以前から注目されている治療薬「アビガン」にも新しい動きがあるようです。
承認の見送りになっていた「アビガン(一般名ファビピラビル)」。
「アビガン(一般名ファビピラビル)」は、もともと抗インフルエンザウイルス薬として国内で製造販売承認を取得しています。
昨年、新型コロナの流行が始まった当初は、軽症者に効く可能性があると大きな注目を集めました。
富士フイルム富山化学(株)は新型コロナ治療薬として、昨年10月に承認申請を行いましたが、厚生労働省は有効性の判断が難しいとして承認を見送りました。
重症化リスクのある発症まもない患者が対象。
今回、富士フイルム富山化学(株)は改めて新たな臨床第III相試験を国内で行い、データを収集して有効性や安全性を検証する予定です。
対象者は発熱などの症状が出てから72時間以内で、基礎疾患や肥満などの重症化リスク因子を有する50歳以上の患者。
試験は、医師(観察者)と患者に、投与する薬剤が実薬かプラセボ(偽薬)か知らせない方法で実施されます。
臨床試験は10月末まで行い、患者約300人のデータを集める計画です。
この試験が順調に進み、アビガンが承認されれば、重症化を防ぐ有効な切り札となることは間違いありません。
■詳しくは、YAHOO!ニュース「富士フイルム、アビガンの臨床第3相試験を国内で開始(2021年4月21日)」へ
■詳しくは、富士フイルムグループ「ニュースリリース (2021年4月21日)」へ
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