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新型コロナ変異種、1.7倍の感染力とはどういうこと?
1.7倍という感染力を持つ新型コロナウイルスの変異種がイギリスで急速に広がり、各国へ広がっています。
また、これとは別に、より感染力の強い南アフリカ由来の変異種も確認されたという報道もあります。
なんだか怖いですね。
では、1.7倍という感染力とは、どういうことを意味するのでしょう。
感染力の強さを示す指標は、「実効再生産数」。
ウイルスの感染力の強さを示す指標として、「すでに感染が広がっている状況において、1人の感染者が次に平均で何人にうつすか」を示すものを「実効再生産数」といいます。
では現在、国内の実効再生産数はどれくらいでしょう。
新型コロナウイルス対策を助言する厚生労働省の専門家組織「アドバイザリーボード」の資料によると、全国の「実効再生産数」は直近で1.06 (1.04-1.08)だと言います。
実効再生産数は1より大きいと流行の継続を意味し、1より小さくなれば、感染が収束に向かうことを意味します。現在は流行が継続している状況です。
新型コロナの変異種は、実効再生産数を0.4ポイント上昇させる可能性。
もしも新型コロナの変異種が国内で広がれば、この実効再生産数がさらに高くなります。
イギリスのボリス・ジョンソン首相によると、「変異種は最大70%伝染力が強く、実効再生産数を0.4上昇させる恐れがある」と述べています。
その言葉通りに計算すると、国内の実効再生産数は2.0となり、1人の陽性者が平均2人に感染する状態になります。
そうならないように、なんとしても変異種を国内に入れないような水際対策が必要です。
■詳しくは、「全国の実効再生産数は、厚生労働省の専門家組織「アドバイザリーボード」資料 (2020年12月22日)」へ
■詳しくは、「新型コロナ変異種については、BBCニュース「新型ウイルスの変異種、いまわかっていること」(2020年12月21日)」へ
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感染力が強いとは、どうして強いのでしょうか? 従来のウイルスは人体に100個入れば感染発症していたのが、
変異種では20個でも入れば感染発症すると言うことでしょうか?