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コロナ禍で、ぜんそくや感染症の患者が急減。
東大大学院医学系研究科・公衆衛生学教室などの研究チームによると、新型コロナウイルスの感染拡大期にあって、ぜんそくによる入院患者数が急減したことがわかったそうです。
感染予防行動が患者の減少に。
この結果は、大規模診療データベースを分析する研究で判明したことです。では、どうして「ぜんそく」患者が急減したのでしょう。
その原因として考えられるのが、新型コロナの感染を防ぐための手指消毒や、マスク着用による花粉などのアレルゲンへの暴露(さらされること)が減少したことです。
また、ぜんそくだけでなく、この夏は子どもの感染症である「手足口病(口の中や手足に水ぶくれ状の発疹ができる病気)」や、乳幼児に多く見られる夏風邪の「ヘルパンギーナ」などが激減。
季節性インフルエンザについても、患者が減少していることが報告されています。
衛生習慣の大切さを改めて実感。
今回の新型コロナの流行で、私たちは手洗いや手指消毒を心がけ、三密(密集・密接・密閉)を避けるなどの予防行動を徹底してきました。
こうした一人ひとりの行動変容が、さまざまな病気、とくに感染症の予防につながっているようです。
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