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コロナ禍でも検査を受けよう⑤肝臓の検査はどんな数値を調べる?
コロナ禍でも検査を受けよう。5回目は、肝臓の検査について。
肝臓病は、健康診断の血液検査をきっかけに見つかることがよくあります。
血液による肝機能検査で、どんなことを調べるのか押さえておきましょう。
肝機能検査で調べる値は?
肝臓の働きは幅広いため、肝機能検査もさまざまな検査値を調べることになります。
主な検査値について理解しておきましょう。
<肝細胞の障害の程度をみる項目>
●AST(GOT)
●ALT(GPT)
●γ-GTP
ASTとALTは、肝臓の細胞にある酵素。肝細胞が大量に壊れたり、肝炎になったりすると、値が上昇します。
γ(ガンマ)-GTPは、肝臓内の胆管でつくられる酵素。お酒の飲み過ぎによるアルコール性肝障害になると、値が上昇します。
<肝細胞または胆汁の流れに障害がないかをみる項目>
●アルカリフォスファターゼ(ALP)
●総ビリルビン
●LAP
ALPはリン酸化合物を分解する酵素。肝機能が低下したり、胆汁がうまく流れでなくなると、値が上昇します。
ビリルビンは赤血球に含まれる黄色い色素。値が高いと、肝臓病や胆石などの病気が疑われます。
LAPはたんぱく質を分解する酵素。肝炎などで胆道が詰まると、値が上昇します。
このほか肝機能検査は、<肝細胞のはたらきをみる項目(総たんぱく、アルブミン、アルブミン/グロブリン比(A/G比)、中性脂肪、総コレステロール、コリンエステラーゼ(ChE)ほか)>、<肝臓が線維化していないかをみる項目(血清膠質反応ほか)>など多岐にわたります。
これらの検査で、一つでも異常が見つかったら、まずはかかりつけ医を受診しましょう。
肝臓は沈黙の臓器ともいわれ、病気が進行しないと症状が現れません。
自覚症状がなくても、肝臓のどこが悪いのかしっかり調べておくことが大切です。
■詳しくは、肝炎.net『肝臓に関する検査の一覧』へ
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