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毎日発信 今朝のLINKED通信

今の疾病に関する気になる情報を毎日発信しています。
今の季節だから流行る病気や対策など、いち早く知って予防しましょう。

今朝のLINKED通信

コロナ死の多くは軽症・中等症から。

新型コロナウイルス感染症の第3波が猛威を振るい、死亡者の数も日に日に増えています。
新型コロナで亡くなるのは、重症になり、治療を尽くしたものの救命できなかった患者、というイメージを持つ人も多いでしょう。
ところが、どうもそうではなさそうです。

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重症から死に至るケースは1割強にすぎない。

大阪府では11月24日、大阪府新型コロナウイルス対策本部会議を開催しました。

そこで提出された資料「10/10以降重症及び死亡事例のまとめ(11月23日時点)」には、陽性者が死亡に至る経過がまとめられています。

それによると、大阪府では第3波の10月10日~11月23日に6873人の陽性者、51人の死亡が確認されました。

このうち、重症となりICU(集中治療室)などで治療を受けた人は177人。そこから死に至ったのは、6人と報告されてています。

その7倍以上にあたる45人は、軽症・中等症の患者が入院する一般病床で亡くなられたということです。

大丈夫と思っていたら、容体が急変し、死に至る怖さ。

この理由の一つは、高齢患者の場合、積極的な治療を望まないケースがあるからだといいます。

肺炎症状が悪化すると、多くの場合、気管を切開して挿管するわけですが、かなり苦しい治療法でもあります。

「高齢で基礎疾患もあるので、そこまで辛い思いをしなくてもいい」と考える本人や家族も当然いらっしゃると思われます。

もう一つの理由は、新型コロナウイルス感染症は症状が急速に悪化し、短期間のうちに重篤な状態に陥るからです。

万一、陽性と診断されたら、軽症・中等症だからと安心することなく、病気の回復を見守ることが必要です。

■詳しくは、「大阪府コロナ対策本部会議の資料はこちら」へ

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