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コロナ禍でも検査を受けよう⑩大腸の検査で何がわかる?
コロナ禍でも検査を受けよう。10回目は、大腸の検査について。
集団検診で行われる「便潜血反応検査」からどんなことがわかるでしょうか。
主な内容について紹介します。
「便潜血反応検査」とは?
便潜血反応検査は、自宅で便をとり、あらかじめ配布された検便容器に入れて提出するもの。
最近は1日分ではなく、2日分の便をとって提出するのが主流になっています。
その理由は、出血の量が少量だと、1回の検査だけでは便潜血を検出できないことがあるため。
2日間に分けて検査をするほうが、便潜血を効果的に調べることができます。
大腸ポリープや大腸がんの疑い。
便潜血反応検査では、肉眼では見えないような血液が便に混じっていないかを調べます。
血液が混じっていれば、口から肛門に至る消化管における出血がわかります。
そして、出血を起こすような炎症、潰瘍、ポリープ、がん、痔などの病気が疑われます。
大腸ポリープや大腸がんの疑い。
便潜血反応検査が陽性であれば、大腸内視鏡検査などの精密検査を行い、詳細に調べる必要があります。
大腸内視鏡検査は、内視鏡を肛門から大腸内に送り込んで、内壁の粘膜表面を直接観察。
粘膜に生じた炎症や潰瘍、ポリープ、がんなどを調べる検査です。
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自宅で便を採取するのは少々面倒ですが、便潜血検査を定期的に受けることで、大腸がんによる死亡率が減ることが科学的に証明されています。
大腸がんのスクリーニングのために、毎年、受けることをおすすめします。
■詳しくは、日本臨床検査専門医会『便潜血反応の検査について』へ
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