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PCR検査のプール方式って何?
首都圏で始まった緊急事態宣言は11都道府県に拡大され、いよいよ危機感も高まってきました。市中感染を食い止めるには、陽性者を早く見つけて隔離しなくてはなりません。
そこで、注目されるのが、東京都世田谷区で始まった「プール方式」という新しいPCR検査の取り組みです。
複数の検体を一度に検査。
「プール方式」は、複数の唾液検体を1度に測定する方法です。
検査で陽性が出れば、あらためて行政検査をして、確定診断することになります。
「プール方式」の利点は、比較的安い価格で、一度に多くの検体を分析できるところ。
PCR検査の対象を、一気に広げることができます。
介護や障害者施設のクラスターを防ぐために。
世田谷区の「プール方式」は、4人の検体を集めて一度に判定します。
対象は、区内の介護や障害者施設の職員ら約1万5400人。
検査を希望する施設に、区が委託した民間検査機関から、検体採取キットを送付する仕組みです。
陽性者を早く見つけることで、高齢者の重症化やクラスターの発生を防止することが期待されています。
日本のPCR検査能力は、春頃に比べれば格段に拡充されました。
しかし、まだ欧米に比べれば十分とは言えません。
世田谷区の試みの成果に注目したいものです。
■詳しくは、「東京新聞/新型コロナのPCR検査 東京・世田谷区で「プール方式」開始 23区初(2021年1月13日)」へ
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