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今朝のLINKED通信

covid

カレーやシチューの作り置きは食中毒の危険が…!

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「カレーは2日目がおいしい」と言われますが、キッチンにそのまま置いておくと、食中毒の危険があります。
どうしてでしょうか。

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大鍋料理を好むウェルシュ菌とは?

カレーやシチュー、煮物などしっかり加熱した料理は、食中毒の心配はないと思いがちですよね。

でも、実はそのまま室温で放置すると、ウェルシュ菌が一気に増殖します。

ウェルシュ菌は空気のないところを好む菌で、カレーなど粘性の高い煮込み料理で増殖しやすく、通常の加熱調理では死滅しません。

そのため、加熱調理した後、室温で放置して再び加熱することを繰り返した食品が原因になりやすいです。

食中毒になると、食後8~20時間で腹痛、下痢などを起こします。

ウェルシュ菌の増殖を防ぐポイントは?

■ポイント1   調理したものは、できるだけ早く食べる
カレーや煮物などは、食べきれる量をつくり、早く食べましょう。

■ポイント2   残った料理は冷蔵保存する
浅い容器に小分けして、素早く確実に冷やしましょう。熱い食品を冷ますときは、20℃~40℃の間にいる時間を短くした方が、菌が繁殖しにくくなります。保冷剤や大きな容器に氷水を入れて冷やすと効果的です。

■ポイント3   食べるときは十分に再加熱
前日に加熱調理し、冷蔵保存した料理は、十分に再加熱してから食べましょう。

これから夏に向けて室温が上がるので、ますますウェルシュ菌による食中毒が起こりやすくなります。朝つくった味噌汁もそのまま放置せず、冷ましてから冷蔵庫で保存した方が安心ですね。

※参考サイト
■農林水産省・近畿農政局「カレーの保存には注意が必要です!!

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