西尾市民病院〈発〉

【療養支援のおはなし】脳卒中リハビリテーション

西尾市民病院のCare

2021.07.1368 views

避けて通れない発症後の障害(麻痺)。リスク管理を徹底させ、その後の 生活を一緒になって描いていきます。

01 廃用性症候群を防ぐために、まずは早期離床からスタート。

脳卒中リハビリテーションは、手術や集中治療後の早期離床から始まります。これは廃用性症候群(安静状態の継続による身体能力の低下)を防ぐには何より大切。但し、発症間もないこと、また、高齢患者さんの多くが合併症を複雑に抱えていることから、全身のリスク管理が重要になります。医師との連携を強め、慎重、且つ速やかに離床を促し、その後、脳の損傷によって受けた身体障害に合わせ、立ち上がる・食べる・歩くといった機能回復訓練へと繋ぎます。
また、身体障害以外にも、注意力や記憶力などに問題が生じる高次脳機能障害などもあり、日常生活や社会生活への適応力を高める機能回復訓練も進めます。

02 脳卒中連携パスに基づき、地域とともにサポートを継続。


当院を退院後、患者さんは、地域のリハビリ病院に転院するか、あるいは在宅(自宅、施設等)へ戻ることになります。そのいずれにおいても、医療機関向け・在宅サービス事業者向けの脳卒中連携パス(診療計画表)を関係者共同で作成しており、会議において、患者さんの症状・治療情報などを共有。定期的に見直しを図るなど、患者さんの継続的リハビリテーションの充実を図っています。
今後も当科は、院内では各科医師、看護師など多職種と、院外では診療所医師、ケアマネジャー、在宅サービススタッフなどとの関係を深め、患者さんのより良い生活の実現をサポートしていきます。

Message

私たちが支援します
石川 敬 (理学療法士/リハビリテーション科 室長)
患者さんの思い、訴えをよく聞き、ゴールをめざす。

脳卒中を患うと、何らかの障害(麻痺)を持つ方がほとんどです。私たちはその程度を見極め、機能回復のゴール(目標)を立てていきますが、一度設定したら終わりではありません。患者さんの思い、訴えをよく聞き、そのニーズに少しでも沿った形への対応に力を注いでいます。これはすべての患者さんへの私たちの基本スタイル。患者さんは決して諦めず、私たちと一緒に、その先の生活を見つめてほしいと思います。また、身体機能の回復には、身体の栄養状態も大切です。ただ、ご家族のなかには、早く元気にという思いから、たくさん食べさせてしまうケースもあります。でもこれは危険。誤嚥性肺炎を引き起こすこともあります。こうしたことを含め、私たちリハビリスタッフに何でもお聞きいただき、患者さんを支えていただきたいと思います。

 

 

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    西尾市民病院
    西尾市民病院は、6市で構成される西三河南部西医療圏の最南部に位置する西尾市の中核病院です。二次救急病院として年間約4000件の救急搬送患者を受け入れています。急性期病棟と地域包括ケア病棟を有し、集中的な医学的管理が必要な急性期治療を担うとともに、急性期後すぐには在宅や施設へ移行することが困難な患者さんの在宅復帰を支援しています。

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