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今の季節だから流行る病気や対策など、いち早く知って予防しましょう。
長引く咳や息切れ、もしかして、COPDかもしれません。
生活習慣病について学ぶシリーズ、12回目は「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」についてです。
最近、咳や痰、階段の息切れなどが気になる方は、ぜひご一読ください。
※さらに詳しく知りたい方はこちらへ「慢性閉塞性肺疾患(COPD)|専門医監修の症状とセルフチェック」
肺の生活習慣病、COPDはどんな病気?
COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、肺気腫と慢性気管支炎の二つを合わせた病名です。
汚れた空気を長年吸い続けた結果、肺の内部が破壊されたり、気管支が狭くなって、息苦しさ、とくに息を吐き出しにくいという症状が現れます。
初めのうちは、階段を上ったり、運動するときだけ症状が現れるので、年のせいと見過ごしがちですが、だんだん息苦しさが続くようになります。
やがて重症になると、酸素吸入が必要な状態になります。
日本では40歳以上のCOPD患者は推計約530万人(※1)。
ただし、そのうち病院を受診している患者は22万人(※2)と少なく、多くの人々がCOPDであることに気づいていない
と考えられています。
※1疫学調査研究NICEスタディ(2001年発表)より
※2厚生労働省患者調査(2017年)より
COPDの原因は喫煙。加熱式タバコも同様です。
COPDの原因は、汚れた空気を長年吸い続けること。
大気汚染や煙の出る暖房器具などが原因のこともありますが、現在の主な原因はタバコです。
実際、患者の約9割は喫煙者か元喫煙者だといいます。
また、加熱式タバコは大丈夫のように思われがちですが、紙巻きタバコと同様に気道の炎症を増やし、COPDの重症化リスクを高める危険性があります。
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COPDの予防法はタバコを吸わないことに尽きます。
次回は、禁煙法について見てみましょう。
※参考サイト
■日本生活習慣病予防協会「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」
■YAHOO! ニュース「「アイコス」最新研究:やはり肺に大きなダメージ、新型コロナ感染やCOPDリスクも」
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