毎日発信 今朝のLINKED通信
今の疾病に関する気になる情報を毎日発信しています。
今の季節だから流行る病気や対策など､いち早く知って予防しましょう。
【お詫び】
今回の「今朝のちょっと深読み」のテーマで取り上げた「微陽性」ですが、6月5日時点の情報を元に記載を致しました。
その後、6月8日に行われたプロ野球とＪリーグ合同の「新型コロナウイルス対策連絡会議」感染症専門家チームの賀来満夫座長（東北医科薬科大特任教授）の会見で、「微陽性」は医学用語ではなく、今後は使用しないよう訴えがありましたので、記載を削除させて頂きます。
読者の皆様には何卒ご了承頂ますようよろしくお願い致します。
今朝のちょっと深読み／検査の微陽性、偽陽性、疑陽性とは?
先週、プロ野球・巨人の2選手が、新型コロナウイルス感染症の抗体検査で「微陽性」になったことが、大きく報道されました。
このとき、「微陽性」という言葉を聞いて、耳新しいなと感じた人もいたのではないでしょうか。
陽性に関わる言葉には、このほか、「偽陽性」「疑陽性」もあります。今回は、紛らわしい言葉の意味をおさらいしましょう。
「微陽性」は正常値ぎりぎりの陽性。
微陽性は、ウイルスの遺伝子量が微量にとどまり、正常値ぎりぎりの場合を指します。巨人の2選手も、その後のＰＣＲ検査で陰性となりました。
「偽陽性」は、間違いで判定された陽性。
偽陽性は、病気ではないのに、陽性と判定されることです。反対に、病気なのに、陰性と判定されると「偽陰性(偽りの陰性)」になります。
ちなみに、新型コロナウイルスのＰＣＲ検査の感度は高くても70％程度。30％以上の人は感染しているのに陰性と判定され、「偽陰性」になるといわれています。
「疑陽性」は陽性の疑いがあること。
疑陽性は、その字の通り、陽性の疑いがあることを指します。たとえば、かつてツベルクリン反応検査では、陽性ではないけれど、陽性に近い反応のものを「疑陽性」と判定しました。
検査の的中率は100％を望めない。
病気があれば、100％陽性、なければ100％陰性となる検査が理想ですが、現在、そのような臨床検査はほとんどないそうです。
日本臨床検査医学会のホームページでは、PCR検査に限らず、臨床検査全般の偽陽性・偽陰性について解説しています。興味のある方はご一読ください。
■日本臨床検査医学会「臨床検査の偽陽性と偽陰性について」
今週の新着情報
新型コロナウイルス対策特集ページ
■中日新聞LINKED〈発〉 心を生きのびよう③〜ある臨床心理士のつぶやき〜 NEW!
Good Challenge for 新型コロナウイルス対策
■中日新聞LINKED〈発〉 今朝のLINKED通信おまとめ版〈2020年6月8日号〉創刊！（6月8日） NEW!
見逃し配信情報
新型コロナウイルスに関係するストレスと対処方法
緊急事態宣言が解除されても、まだまだ元の生活に戻るのは時間がかかりそうです。今回は、ストレスを抱えたときの兆候やその対処方法を紹介します。
詳しくはこちら＞＞新型コロナウイルスに関係するストレスと対処方法
「ときどき入院、ほぼ在宅」時代の到来。
療養生活の中心は、病院から在宅へと変わっていきます。
詳しくはこちら＞＞「ときどき入院、ほぼ在宅」時代の到来。
ほっと一息 コロナの休息
編集部の協力クリエイターたちが提供してくれた、ほっと一息つけるコンテンツを毎日お届けします。
今朝の1枚
『中古ズームで散歩写真、重さ大きさを除けば旅行で活躍しそうなレンズだね』
『LINKED Plus』アーカイブ集 ※こちらは過去に配信した特集記事となります。
新型コロナウイルス感染症が猛威をふるう今、もう一度、自分たちの地域医療を支える病院の取組を再確認しませんか？
LINKED Plus 病院を知ろう
社会医療法人 大雄会 総合大雄会病院
画像提供：PIXTA
中日新聞リンクト編集部からのお願い
皆さまからいただくコメント･ご意見が､私たちの活力になります。より良いサイトづくりのため､皆さまの投稿をお待ちしておりますので､ぜひ下記投稿欄からお気軽にコメントください！
（各病院への診療に関する質問･相談等はこちらではお答えできませんのでご了承ください）
コメントを残す