医療法人 尚徳会

「ときどき入院、ほぼ在宅」時代の到来。

地域医療事情【北勢医療圏】

2020.01.24703 views

療養生活の中心は、病院から在宅へと変わっていきます。

ご存知のように、日本では今、高齢化が問題となっています。厚生労働省の報告によると、団塊の世代が75歳以上となる2025年には、国民の約3人に1人が65歳以上、約5人に1人が75歳以上になると予測されており、対策が急がれています。
このような背景のもと、私たちのくらしも大きく変わろうとしています。その1つが、療養の場の変化です。これまで、病気や障害を抱えた人は、主に病院に入院して療養を行ってきました。しかし、国は今、療養の場の中心を入院から在宅に移行させ、どうしても必要な場合にのみ入院治療を行うという「ときどき入院、ほぼ在宅」の社会を実現しようと動き出しているのです。
その主な理由は2つあります。まずは、国民の希望です。国の報告によれば国民の60%以上が在宅療養を望んでいるとされており、そうした希望に応える必要があります。2つ目は医療・介護資源の効率的な活用です。超高齢社会では、医療や介護を必要とする人が急増します。しかし、その一方で入院施設や社会保障を支える財源は限られているため、本当に必要な場合にのみ入院治療を行う社会が求められているのです。
こうした社会をめざして、現在、行政や医療・介護事業者を中心にさまざまな取り組みが進められています。ですが、在宅療養の主体となるのは一人ひとりの生活者。皆が当事者意識を持ち、超高齢社会に求められる地域を作っていくことが重要なのです。

地域とともに ヨナハでは

ケアミックス病院として在宅療養を支えています。

安心してご自宅で療養生活を続けていくためには、在宅療養を支える在宅医療支援診療所や訪問看護・介護といった在宅医療・介護サービスの充実が欠かせません。また、それとともに重要なのが、在宅医療を後方で支援する病院の存在です。在宅療養中には急に体調が悪くなり入院治療が必要になることがありますし、どうしても家族が介護を行えなくなり、一時的に患者さんを預ける医療施設が必要になることもあります。そのような場合、地域のなかに患者さんをスムーズに受け入れる病院がなければ、患者さんやご家族、そして在宅医療・介護に関わる方々が困ることになってしまいます。
そのため、当院では、ケアミックス病院として持つ一般病棟、回復期リハビリテーション病棟、地域包括ケア病床、療養型病棟といった多様な病床を活用し、在宅医療・介護を支援しています。まず、在宅療養中に体調が悪くなった場合には、一般病棟や地域包括ケア病床を中心に患者さんを受け入れ、適切な治療を行ったのち、スムーズにご自宅での生活に戻っていただけるよう、身体や環境を整えます。また、一時的に介護が困難になった患者さんについては、地域包括ケア病床や療養型病棟で短期入院(レスパイト入院)に対応するなど、患者さんの病状や状態に応じた病床運用を行っています。
当院ではこれからも地域の皆さんが安心して療養生活を続けられるよう、在宅医療・介護の支援に力を入れていきますので、在宅療養中でお困りの患者さんがみえましたら、まずは当院までご相談をいただければと思います。

短期入院(レスパイト入院)のご相談はこちらへ
医療相談室
TEL 0594-23-2415(担当:谷川・清水)
FAX 0594-27-6605(医療相談室直通)

 

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    医療法人 尚徳会
    尚徳会(ヨナハ総合病院・ヨナハ産婦人科小児科病院)は、桑名・員弁地区で、産科から在宅医療まで、幅広い世代に医療を提供しています。わたしたちの使命は、医療と医療、医療と生活を不断につなぎ、安心して暮らせる地域社会づくりに貢献すること。2021年秋、ヨナハ総合病院とヨナハ産婦人科小児科病院は統合し、新たにヨナハ丘の上病院に生まれ変わります。新病院移転に向けたスローガン〈活きる、を叶える。〉を掲げ、地域の皆さまの生活を見つめ歩んでまいります。

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