毎日発信 今朝のLINKED通信
今の疾病に関する気になる情報を毎日発信しています。
今の季節だから流行る病気や対策など、いち早く知って予防しましょう。
今朝のちょっと深読み
感染症の「終息」はとても難しい。
昨日の「LINKED通信」では、新型コロナウイルス感染症の収束・終息の時期について考えてみました。
そのなかで述べたように、新型コロナの終息(完全に終わること)はまだまだ先のことになりそうです。
人類が撲滅できた感染症は一つだけ。
そもそも人類が地球上から撲滅できた感染症は、天然痘だけと言われています。
天然痘は紀元前の時代から存在した感染症で、死亡率が高く、治癒しても顔、体に醜い痘跡(あばた)が残る病気でした。しかしワクチンが世界中にいきわたり、WHO(世界保健機関)は1980年天然痘根絶宣言を出しました。
未だに終息しない、麻疹(はしか)やエボラ出血熱。
その後も人類はさまざまな感染症と闘ってきましたが、克服できていない感染症はたくさんあります。
たとえば、麻疹(はしか)については、2015年3月、日本はWHOより麻しんの排除が達成されたとの認定を受けましたが、2019年から再び感染が拡大しています。
2014年3月以降、大規模流行が発生しているエボラ出血熱も収束には至らず、アフリカで感染が広がっています。
SARS(サーズ)は終息宣言。
コロナウイルスの仲間を病原体とする感染症としては、SARS(サーズ:重症急性呼吸器症候群)やMERS(マーズ:中東呼吸器症候群)があります。このうち、SARSについては2003年7月、WHOが終息を宣言しました。
このように感染症の制圧は一筋縄ではいきません。新型コロナウイルス感染症もこれから長くつきあっていく病気になるのではないでしょうか。
■詳しくはNHK「大学生とつくる就活応援ニュースゼミ」へ。
今週のNEWS
NEW〈西尾市民病院〉大動脈弁狭窄症
大動脈弁狭窄症は心臓弁膜症の一つ。
大動脈弁の開きが悪くなり血液が流れにくくなる病気で、高齢者に多い病気です。
詳しくはこちら>>西尾市民病院〈発〉 病気のおはなし
今週の見逃しNEWS
「くらそっとねっと」OPEN!
(株)NFUが運営する「くらそっとねっと」では、福祉用具を選ぶ手間・運ぶ手間を、10,000点以上の品揃えと、福祉用具の専門知識をもつ福祉用具専門相談員がサポートします。
詳しくはこちら>>「くらそっとねっと」OPEN!
先週のLINKED通信
ほっと一息、コロナの休息
『やっぱり「ラスト・ラン」が気になる。』
画像提供:PIXTA
中日新聞リンクト編集部からのお願い
皆さまからいただくコメント・ご意見が、私たちの活力になります。より良いサイトづくりのため、皆さまの投稿をお待ちしておりますので、ぜひ下記投稿欄からお気軽にコメントください!
(各病院への診療に関する質問・相談等はこちらではお答えできませんのでご了承ください)
コロナ終息のため集団免疫するにはどうしたらいいのでしょうか?