毎日発信 今朝のLINKED通信
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免疫力アップのコツは、「睡眠」「運動」「笑い」「温活」。
前回は免疫力を高める食事についてお伝えしました。
それ以外にも日常生活の中で、免疫力を高めるポイントがあります。
今回は、「睡眠・運動・笑い・温活」の四つについて解説します。
6~7時間の睡眠をとろう
健康な体を維持するためには、しっかりとした睡眠が不可欠です。
睡眠中には、免疫を活性化させるホルモンやサイトカインが分泌され、身体の回復プロセスが促進されます。
また、睡眠不足は肺炎のリスクや死亡率が高くなる傾向があり、唾液中の免疫グロブリンA(IgA)の分泌量を減少させ、免疫力の低下を招くことも。
理想的な睡眠時間は個人差がありますが、6~7時間の睡眠を目指すようにしましょう。
中強度の運動を60分しよう
早歩き、軽いジョギング、犬の散歩などの適度な運動を行うことで、体の免疫機能が活性化されるとされています。
これらの運動は、体に過度な負担をかけずに、免疫力を向上させることができます。
しかし、マラソンのような長時間かつ高強度の運動を行うと、一時的に免疫力が低下し、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなる可能性があります。
日常的に笑いの瞬間を見つけよう
笑いが持つ健康効果は非常に大きく、研究によれば、笑うことで免疫細胞の一種であるNK細胞(ナチュラルキラー細胞)の数が増加することがわかっています。
NK細胞は、がん細胞やウイルスに感染した細胞を攻撃し、体を守る重要な役割を担っています。
実は、私たちの体は毎日がん細胞を生成しているのですが、すべての人ががんになるわけではありません。これは、NK細胞が効率的にがん細胞を排除しているからなのです。
湯船につかって体を温めよう
体を温めると、血管が拡張し血流がスムーズになります。
これによって、免疫細胞への酸素や栄養の供給が効率的に行われ、老廃物や疲労物質の排出も促進されます。
入浴する際は、シャワーを浴びるだけでなく、湯船につかって疲れを癒やしながら、身体を温めましょう。
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食生活以外にも、睡眠や運動、笑い、温活など日常生活を通して、免疫力を高める方法はたくさんあります。
冬は始まったばかりですので、日々の生活を見直して、免疫力アップに繋げましょう。
※参考サイト
■朝日新聞Reライフ.net「医学博士がすすめる免疫力を高めて病気にかかりづらい体質に改善する方法」
■免疫navi「免疫力を高める生活習慣」
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