毎日発信 今朝のLINKED通信
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善玉菌を育てる食事で免疫力を上げよう!
前回は、体を守る免疫力が冬に低下しやすい理由を説明しました。
その中で重要なのが、免疫細胞の大部分が集まっている腸。
腸内環境を良くすることで免疫力を上げることができます。
腸内フローラと免疫力、多様性の重要性
私たちの腸には約1000種類以上、100兆個の腸内細菌が生息しており、この状態は「腸内フローラ」と呼ばれています。
これらの細菌は「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3つに大別され、腸の機能を活性化するためには、これらのバランスが重要です。
特に善玉菌を増やすことが、腸内環境の安定化と免疫力向上に不可欠です。
また多種多様な腸内細菌をもつことも重要です。多様性があることで、腸内のバランスが保たれ、健康を維持することに繋がります。
水溶性食物繊維
善玉菌は食物繊維をエサにして短鎖脂肪酸を生成し、免疫力アップに繋げることができます。特に水溶性食物繊維が効果的で、意識して食事に取り入れるようにしましょう。
●海藻
寒天 もずく めかぶ ひじき 昆布 わかめ など
●野菜
ごぼう アボカド 春菊 モロヘイヤ オクラ など
●果物
キウイ バナナ いちご もも りんご など
●その他
納豆 きな粉 大麦(押し麦) もち麦 なめこ など
発酵食品
発酵食品もまた、善玉菌を育てるのに効果的です。ヨーグルト、納豆、ぬか漬け、みそなどが該当します。
合わせて発酵食品を取り入れる時は、一緒にプレバイオティクス(善玉菌のエサ)を摂取することも重要です。オリゴ糖や食物繊維などがプレバイオティクスに該当しますが、一緒に取り入れることで善玉菌の成長を促し、腸内環境を改善します。
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これらを食事に取り入れる時に重要なのが、特定の食品だけを摂取するのではなく、野菜や果物など様々な食品をバランス良く取り入れること。
そうすることで、多様性に富んだ善玉菌を育てることでき、腸内環境の健康が保たれるようになります。また、精神的な幸福感も高まり、ストレス軽減にも繋がります。
※参考サイト
■朝日新聞Reライフ.net「医学博士がすすめる免疫力を高めて病気にかかりづらい体質に改善する方法」
■大正製薬「免疫力を高める食べ物は?食べ方も工夫しよう!」
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