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今朝のLINKED通信

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の症状と予防法

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睡眠中に無呼吸状態が繰り返される睡眠時無呼吸症候群(SAS)。
前回はSASが心や体にもたらす深刻な影響について説明しました。
今回は具体的な症状と予防法について説明します。

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代表的な症状は、睡眠時のいびきや無呼吸、日中の強い眠気。

睡眠時のいびきや無呼吸が続くことがよく見られますが、これらによって良質な睡眠を得られないため、日中に強い眠気を感じたり、だるさや集中力の低下にもつながります。

また、目覚めが悪く口が乾くこともあります。

特に睡眠中の症状は見逃されることが多く、睡眠時間の長さだけで十分な睡眠をとれていると考えがちです。

その結果、SASの症状があっても、それを単なる日々の疲れと誤解して自覚しないことがしばしばあります。

睡眠時無呼吸症候群を予防するためには。

SASは次のことに気をつけることで予防することができます。

●適正な体重の維持
適正な体重の維持はSASの予防に重要で、特に首周りの脂肪は呼吸障害のリスクを高めるため、体重管理には注意が必要です。

●就寝時のアルコールは避ける
アルコール摂取は筋肉をリラックスさせ、睡眠中の筋肉の緩みがさらに増すため、いびきや無呼吸を引き起こす原因となり得ます。特に就寝前の飲酒は避けるべきです。

●口呼吸から鼻呼吸へ
鼻の問題、例えばアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎が原因で口呼吸になることも、SASのリスクを増加させます。鼻呼吸が困難な場合は、耳鼻咽喉科での適切な治療を受けることが大切です。

●寝るときは横向きで
睡眠薬は無呼吸を悪化させることがあるため、使用には医師の指示に従い慎重になる必要があります。

また、寝るときの姿勢に工夫を凝らし、仰向けではなく横向きで寝ることで、上気道の閉塞を減らすことができます。抱き枕を利用するなどして横向きの姿勢を保つ工夫も有効です。

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これらの対策は、SASの予防や症状の軽減に役立ちますが、症状が重い場合や自己管理に不安がある場合は専門医の診断と治療が必要です。

健康的な睡眠習慣を心がけることで、日中の生活の質を高め、SASのリスクを減少させることが期待できます。

※参考サイト
■睡眠時無呼吸なおそう.com「睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは
■SAS対策支援センター「睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは

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