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毎日発信 今朝のLINKED通信

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今の季節だから流行る病気や対策など、いち早く知って予防しましょう。

今朝のLINKED通信

covid

子どもだけでなく、大人も要注意な溶連菌感染症。

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冬の訪れとともに気になるのが感染症の流行。
新型コロナやインフルエンザ以外にも心配なのが、溶連菌感染症です。
子どもに多く見られますが、流行すると大人も感染するため注意が必要です。

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例年より早く感染者が増えている

溶連菌感染症とは、溶血性連鎖球菌が主にのどに感染して、のどの痛みや発熱などを引き起こす感染症。

溶連菌には様々な種類がありますが、A群溶連菌感染症が最も多く発症します。

夏(6月〜8月)と冬(11月〜3月)に流行することが多い感染症ですが、今年は、例年より早い10月から感染者が増え始めているため要注意です。

主な症状は、のどの痛みと発熱

潜伏期間は2〜5日で、主な症状はのどの痛みと発熱です。
その他、手足に発疹がみられたり、舌にイチゴのようなツブツブができたりします。ただし、風邪と異なり咳や鼻水がでることは少ないです。

飛沫感染と接触感染に要注意

溶連菌感染症は感染症の一つなので、他の感染症と同様に飛沫感染と接触感染に注意し、近くに感染者がいる場合などは必要に応じて感染対策をとりましょう。

●手洗いやうがいの徹底
●近くに感染している人がいたら距離を保つ
●タオルやコップを別々のものにする
●マスクを着用

再発や重症化を防ぐため、決められた期間はしっかり服薬する

溶連菌感染症は抗生剤で治りますが、飲み始めると2〜3日で症状が軽減されます。しかし、症状が軽くなったからといって、服薬をやめてはいけません。

この感染症で重要なのは、決められた期間はしっかり飲み続けること。

途中で服薬をやめてしまうと溶連菌が残ってしまうため、再発したり、重症化するとリウマチ熱や腎炎を引き起こすことがあります。

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新型コロナの5類移行とともに、様々な感染症が流行し始めました。手洗い・うがいや必要に応じてマスクを着用するなど、感染症対策に気をつけましょう。

予防策を日常生活に組み込むとともに、症状があらわれたら速やかにかかりつけ医を受診しましょう。
※参考サイト
■ 愛知県衛生研究所「感染症の発生状況
■塩野義製薬「こどもに多いのどの病気 溶連菌感染症のおはなし

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画像提供:PIXTA

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