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今朝のLINKED通信

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骨を強く保つ!骨粗しょう症予防の4つのポイント

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前回は、骨粗しょう症で注意すべき骨の「量」と「質」を解説しました。
骨粗しょう症は日常生活の中で取り入れられる食事や運動の工夫によって、予防することができます。
今回は具体的な予防方法を説明します。

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栄養バランスの良い食事を。

骨の健康を保つためのキーとなるのは、カルシウム、ビタミンD、ビタミンKの摂取です。

カルシウム
乳製品や小魚、大豆製品からの摂取が推奨されます。1日に700〜800㎎を目安としましょう。

ビタミンD
サケやウナギ、卵などの食材に含まれています。また、適度な日光浴によって体内で生成されます。冬は30分〜1時間程度の散歩を、夏は木陰で30分程度過ごすようにしましょう。ただし熱中症対策は必ず行うようにしてください。

ビタミンK
納豆やホウレン草などの緑黄色野菜から摂取可能です。

適切な運動を取り入れる。

運動が骨密度の維持や向上に効果的なのは、骨に負荷がかかるとその負荷に対応して骨を強化する仕組みがあるためです。

運動による刺激を受けると、骨にカルシウムが沈着しやすくなり、骨の生成を担当する骨芽細胞が活発になります。この過程で、骨が強固になります。

特に、ウォーキングやジョギングなどの負荷がかかる運動が骨の強化に役立ちます。また、フラミンゴのように片脚で立つ運動も、骨密度のアップやバランス感覚の鍛練に有効です。

家の中の安全確保。

高齢者の骨折の多くは、家の中での転倒によるものです。日常の環境をチェックし、転倒リスクを減らす取り組みをしましょう。

定期的な骨密度検査。

骨密度の減少は、初期には自覚症状がないことが多いです。女性は男性よりも骨粗しょう症のリスクが3倍高いので、40歳を過ぎた女性は、定期的な骨密度検査を受けることで、現在の骨の状態を把握するようにしましょう。

骨密度検査は骨に含まれるカルシウムやミネラルの量を測定する検査で、若い人の平均骨密度と比較し、現在の骨の状態が何%であるかが示されます。

若い人の骨密度と比較して80%未満になると注意が必要で、70%以下になると骨粗しょう症と診断されることが多いです。

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骨粗しょう症は、予防することが可能な病気です。

日常生活の中での食事や運動の工夫、定期的な健診を通じて、健康な骨を保ち続けたいですね。

※参考サイト
■IIhone.jp「食事と運動
■IIhone.jp「骨粗しょう症の運動療法とは(1)
■骨だいじょうぶ.com「骨粗しょう症の検査

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