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乳腺組織に発生する乳がん
乳がんは乳腺の組織に発生するがんで、多くの場合乳管から始まり、進行すると他の組織や臓器へ転移するリスクがあります。
特にリンパ節や骨、肝臓、肺、脳などへの転移が報告されています。稀に乳がんは男性にも発生します。
主な症状は乳房のしこりやくぼみ、ただれなど
主な症状は乳房のしこりです。その他の症状として、乳房のくぼみ、乳頭や乳輪のただれ、左右の乳房の形が非対称になる、乳頭から分泌物が出るなどがあります。
リスク要因については、初経や閉経の年齢、出産や授乳の歴史、家族歴、飲酒習慣などが影響しているとされており、女性ホルモンのエストロゲンが関係していると言われています。
早期発見によって治る可能性が高い
乳がんになる年齢は他のがんよりも若く40代から60代が中心ですが、30代から徐々に増え始めます。
また、日本人女性が最も多く罹患するがんで、9人に1人が乳がんになる可能性があります。一方で、乳がんは早期に発見し治療することで9割以上が治る可能性があるがんでもあります。
自覚症状がみられない場合もありますが、乳がん検診ではなくブレストチェックを自分で行い乳房のしこりに気づいたという人が約7割いたというデータもあります。
ブレスト・アウェアネスで早期発見を
乳がんの早期発見・適切な治療の大切さを伝える活動であるピンクリボンフェスティバル。
2023年4月から、これまでの「自己触診(セルフチェック)」に代えて、「ブレスト・アウェアネス」(乳房を意識する生活習慣)を提唱するようになりました。
ブレスト・アウェアネスを身につけることで、普段から自分の乳房の状態を把握し、些細な変化に気づくことができます。
<ブレスト・アウェアネス>
①普段の乳房の状態を知る
②しこりや赤みなどの乳房の変化に気をつける
③変化に気づいたら、すぐに医療機関に相談を
④40歳になったら、定期的に乳がん検診を受診する
詳しくは、ピンクリボンフェスティバルが提唱する<『ブレスト・アウェアネス』を習慣づけよう!>を確認してみましょう。
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日本人女性が最も多く罹患する乳がん。しかし、早期に発見し治療を行えば9割以上が治る可能性の高いがんでもあります。
初期段階で乳がんに気づくために、ブレスト・アウェアネスをご自身やご家族の日常に取り入れてみませんか。
※参考サイト
■ピンクリボンフェスティバル「乳がんと検診」
■がん情報サービス「乳がんについて」
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