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主流株になりつつも重症化は少ない。
エリスはギリシャ神話の女神に由来。オミクロン株から派生し、2023年2月に発見されました。
その後、アメリカを中心に中国、韓国、日本、カナダ、オーストラリア、シンガポール、イギリス、フランス、ポルトガル、スペインなど51カ国で感染が報告されています。
東京都によると7月最終週の時点でエリスが主流株になっており、その割合は感染者の28%となっています。
ただし、世界保健機関(WHO)はエリスを「注目すべき変異株(VOI)」に指定したものの、他の変異株と比べて重症化する証拠はないと公式に発表しています。
高齢者が感染しやすい。
昭和大学病院の相良博典院長によると、エリスの感染力は強く、現在のワクチンに対する効果も低い可能性があるとのこと。
病床数が限られる中、入院患者数は増加し、その7割が高齢者であると報告しています。
一部の医療機関では通常の医療業務にも影響を与え始めています。
他の変異株と同様の症状がみられる。
エリスに特異な症状は現時点ではみられず、他の変異株と同様の症状がみられます。
主な症状
・発熱
・継続的なせき
・味覚・嗅覚の変化
・倦怠(けんたい)感
・鼻水
・のどの痛み
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重症化は少ないものの、感染拡大で要注意な変異株エリス。
5類に移行してまもなく半年が経ちますが、基本的な感染対策が引き続き必要です。
手指の消毒や人が多く集まる場所でのマスクの着用などは継続するようにしましょう。
※参考サイト
■YAHOO!ニュース「新型コロナ患者急増“第9波”か 新変異株「エリス」が拡大」
■BBCNEWS「【解説】 新たな変異株「エリス」、何が分かっているのか 新型コロナウイルス」
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