毎日発信 今朝のLINKED通信
今の疾病に関する気になる情報を毎日発信しています。
今の季節だから流行る病気や対策など、いち早く知って予防しましょう。
数値で見る熱中症の現状。
総務省消防庁によると、全国で熱中症で救急搬送された人は36,549人。
これは昨年7月の1.3倍で、2008年からの統計をみても、2番目に多い数字です。
死亡者数は44人に上り、「重症」や「中等症」で入院が必要なケースも12,358人に達しました。
高齢者と子ども、特に注意が必要。
65歳以上の高齢者が20,671人と全体の過半数をしめており、次いで18歳以上65歳未満が11,991人、7歳以上18歳未満が3,579人、乳幼児が306人と、年齢層ごとにも広がりをみせています。
愛知県は全国で3番目に多く救急搬送される。
都道府県では東京都が3,487人と最も多く、東海地方では愛知県が2,486人、岐阜県が692人、三重県が645人となり、愛知県は全国で3番目に多く救急搬送されました。
残暑も引き続き熱中症の対策を。
気象庁の異常気象分析検討会によると、今年の夏は史上最も高温になる可能性があります。
ピークは超えたものの先週だけでも全国で7,424人が救急搬送されたため、これからの残暑にも継続して警戒が必要です。
<熱中症の予防法>
・こまめに水分を補給する。
・エアコンや扇風機を適切に使用して室温を調整する。
・涼しい服装を選ぶ。
・屋外では日傘や帽子を利用する。
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今年の夏は過去に例を見ない暑さとなり、特に高齢者や子どもに注意が必要です。
熱中症に対する警戒を緩めず、しっかりとした対策を続けましょう。
※参考サイト
■NHK「7月の熱中症での救急搬送 全国で3万6000人余 過去2番目の多さ」
■総務省消防庁「令和5年7月の熱中症による救急搬送状況」
■ウェザーニュース「2023年夏は史上最も高温に 過去最高の2010年を上回る見通し」
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