毎日発信 今朝のLINKED通信
今の疾病に関する気になる情報を毎日発信しています。
今の季節だから流行る病気や対策など、いち早く知って予防しましょう。
アルツハイマー病は認知症の原因の一つ。
認知症とは、病名そのものではなく、人の認識、記憶、判断などの能力が低下し、日常の生活に影響を与える状態を指す言葉です。
この状態を引き起こす原因の一つがアルツハイマー病。
現在日本でみられる認知症患者の6割以上がアルツハイマー病だと言われています。
アルツハイマー病の進行には個人差がありますが、まず記憶に関する症状が見られ、次第に人や場所、時間の認識が難しくなります。
老化による物忘れとは異なり、日常生活に大きな影響が。
老化による自然な物忘れは日常生活に大きな支障をきたすものではありませんが、認知症では体験や行動そのものが記憶から消失することがあり、日常生活に大きな影響を及ぼすことが特徴です。
たとえば、認知症の場合は「昼食を食べた」という体験自体が記憶から抜け落ちて、症状が進むにつれて「まだ食べていない」「食べさせてくれない」などと言い張るようになります。
早期発見と対策が重要。
アルツハイマー病は、ある日突然発症するわけではなく、徐々に脳が変化し進行する病気です。
そのため、症状が明確になる前の「軽度認知障害」がみられる段階において、早めに発見し対策をとることで進行を遅らせる可能性が高いと言われています。
「軽度認知障害」とは日常生活に支障はないものの、物忘れが目立ってきた状態です。
早期発見のためには、認知症のチェックリストを活用するとともに、なにかおかしいと思ったら、医療機関を受診するようにしましょう。
■認知症のチェックリスト「愛知県『頭の健康をチェックしてみましょう』」
また、糖尿病や高血圧などの「生活習慣病の危険因子」を取り除くことも認知症を予防する可能性があります。バランスのとれた食事や適度な運動で、認知症のリスクを減らしましょう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
認知症の原因であるアルツハイマー病は、早期段階において発見し必要な対策をとることが重要です。
ご自身やご家族でセルフチェックを行い、必要に応じて医療機関を受診しましょう。
次回は、アルツハイマー病の新薬「レカネマブ」について解説します。
※参考サイト
■認知症フォーラム.com「認知症の基礎知識」
■大樹生命「認知症の予防・早期発見・治療」
当倶楽部のLINE公式アカウントにご登録いただくと、医療や健康に関する各種情報や、専門医や医療スタッフによるWEBセミナーの情報をお届けします。『お友だち登録はこちら』からお申し込みください!
医療現場の「今」を知ろう
西尾市民病院
がんだけでなく、人や生活を診る。
市民病院として、がんを治療するだけではなくその後のケアをトータルに支えていく医療を提供するための取り組みをレポートします。
みよし市民病院
骨折の連鎖から高齢者を守るために。
多職種から構成される骨粗しょう症予防チームに作り、市民の皆さまの健康寿命の延伸をめざすFLS(骨折リエゾンサービス)の活動をレポートします。
岐阜県総合医療センター
妊娠22週を超え、小さな命を救う闘い。
安全な分娩の基礎となる、早産管理。妊娠週数をできるだけ延ばし、後遺症のない出産を目指すための取り組みをレポートします。
岡崎市民病院
肺がんを正しく診断し最適な治療法を提案。
確定診断のむずかしい肺がん。専門医の知見を集め、正しい診断を導き出す取り組みについてレポートします。
画像提供:PIXTA
中日新聞リンクト編集部からのお願い
皆さまからいただくコメント・ご意見が、私たちの活力になります。より良いサイトづくりのため、皆さまの投稿をお待ちしておりますので、ぜひ下記投稿欄からお気軽にコメントください!
(各病院への診療に関する質問・相談等はこちらではお答えできませんのでご了承ください)
コメントを残す